Appleは、2021年1年間でApp Storeで160万の詐欺アプリなど問題のある新規アプリの拒否とアプリの更新を停止し、ユーザーを保護したと、以前プレスリリースを公表しています。
開発者がMac App Storeで7つの詐欺アプリを発見したことが、話題になっています。
開発者がMac App Storeで中国発の7つの詐欺アプリ発見
iMoreによると、アプリの調査分析を行っているPrivacy1st (Alex Kleber)は、Mac App Storeで中国発の7つの詐欺アプリを発見し、調査結果を公表。
Kleber氏によると、米国でナンバーワンのPDF リーダーを含む、Mac App Storeの7つの異なるアプリを調査したところ、それらはすべて同じ中国の開発者によって作成され、偽のレビューとコマンドアンドコントロールエクスプロイトを悪用して、Apple のレビューチームと精査を回避していることが判明したとのことです。
Investigation report about the abuse of the Mac Appstore – 7 developer accounts orchestrated by the same person – evade things from Apple review team – anti-competitive behavior – fake reviews to mislead Apple users – thousands of bucks revenue: https://t.co/9QaOdJk9MV
— Alex Kleber a.k.a Privacy 1st (@privacyis1st) August 1, 2022
Appleを騙すことに成功したこれらのアプリは、マルウェアで使用されるものと同様の、アプリケーションの目的に関係のないデータをユーザーのMacに不正にダウンロードするとのことです。
閉じるボタンやキャンセルボタンが見えない状態でユーザーに購入を促し、ユーザーは 「OK」をクリックして購入するしか、アプリの購入ウィンドウを閉じることができないとのことです。
Kleber氏がTwitterで7つの詐欺アプリのレポートを共有したのは8月1日です。
確認したところ、現在7つのアプリのうち、3つのアプリが削除され、4つのアプリはアクセスできない状態になっています。
Appleは詐欺アプリなどの対策を強化しており、今回発見された7つのアプリについて削除等の対策を取った可能性があります。