Appleは、WWDC2022の基調講演での正式発表後、開発者向けにiOS16ベータ1をリリースしました。
iOS16では、多くの新機能が追加されますが、すでにAndroidデバイスに搭載されている5つの機能が追加されるということで、話題になっています。
iOS16で追加されるAndroidに搭載されている5つの機能
9to5Googleによると、iOS16で追加されるAndroidにすでに搭載されている5つの機能は以下の通りです。
ロック画面のパーソナライズ機能
iOS16には、ウィジェットを追加する機能など、ユーザーに豊富なカスタマイズオプションを提供する、iPhone用の新しいロック画面のパーソナライズ機能が追加されました。
9to5Google
2021年10月にリリースされたGoogleのAndroid12にはAtaGlanceウィジェットがあり、iOS16同様のロック画面のパーソナライズ機能が搭載されています。
ウィジェットとして、常に天気と日付が表示されますが、今後のイベント、熱帯低気圧警報、飛行機の搭乗券などの情報が表示されます。
写真の自動共有機能
iOS16では、写真アプリで家族の写真をすべてのユーザーがアクセスできる共有アルバムで自動的に共有できるようになりました。
Apple
Googleフォトは写真の自動共有機能を2年以上まえから搭載。
Googleフォトのパートナー共有を使用すると、その人物を含む写真を自動的に共有でき、Googleフォトはウェブ上のサービスなので、Appleデバイスに限定されず、どのデバイスからでも写真をアップロードして共有することが可能です。
音声入力中に手入力で編集・句読点が自動入力される機能
iOS 16では、音声入力中の文章を編集できるようになり、句読点が自動的に入力されるようになりました。
9to5Google
この機能は、2021年10月にリリースされたGoogleのPixel6、Pixel6 ProからGoogleアシスタントの音声入力機能としてAndroidデバイスに搭載されています。
マップのマルチストップルートの作成機能
iOS16でAppleマップでマルチストップルートの作成機能が追加されました。
この機能は、Googleマップでは数年前からすでに搭載されています。
9to5Google
AppleマップとGoogleマップの違いは、Appleマップ最大15地点をサポートし、Googleマップは最大10地点をサポートすることです。
ライブキャプション機能
iOS16でAppleはライブキャプション機能を追加し、通話やFaceTimeを含め、あらゆるアプリでリアルタイムに音声にキャプションを付けます。
ライブキャプションは2019年にGoogleI/Oで導入され、今年の3月から通話でも音声にキャプションがつくようになりました。
9to5Googleが簡単なテストを実施した結果、iOS16のライブキャプションはGoogleのライブキャプションよりもかなり遅く、正確ではないようだとのことです。
Appleによると、iOS16パブリックベータ1のリリースは来月7月で、すべてのユーザーへは2022年秋にリリースされます。