iPhoneは安全性が高くめったにトラブルを起こすことはありませんが、過去に火災が発生したことが報道されたことがあります。
iPhoneの発火を予防するための注意点を5つお伝えします。
過去にiPhoneが発火して火災が発生
2019年秋に愛知県で発生した、購入後2週間のiPhoneXRを置いていたこたつテーブルと周辺のじゅうたんが焼失した火災で、住人夫婦が気道熱傷で死亡。
2021年2月に遺族がアップルジャパンに損害賠償を請求する民事訴訟が起こされました。
2016年にはオーストラリアで、iPhone7が発火し自動車が炎上する火災が発生。
2018年には米国ネバダ州ラスベガスで、ひび割れた画面の修理中にiPhoneが爆発しています。
iPhoneの発火を予防するための注意点5つ
iPhoneの発火の原因は最終的にバッテリーであることが判明しているので、火災を予防するための注意点を5つお伝えします。
Appleの純正品か「Made for iPhone」の充電器を使う
安価なサードパーティ製の充電器とケーブルの場合、「Made for iPhone」と同じ品質の素材と安全基準で製造されておらず、火災につながる可能性があります。
iPhoneの充電には、Appleの純正品か「Made for iPhone」の充電器を使うことをおすすめします。
充電するときは布団や枕のそばに置かない
毛布や枕の下に閉じ込められた電話は、過熱して発火する可能性があります。
Appleも「iPhoneの安全性に関する重要な情報」の中で、充電ケーブルやコネクタの上に寝たり座ったりしないように注意喚起しています。
iDROPNEWSによると、英国ウェールズで、10代の若者が、ベッドで一晩iPhoneを充電したところ、iPhoneが発火し、家が全焼したとのことです。
バッテリーの状態を確認する
バッテリーの状態を定期的にチェックして、正しく機能していることを確認しておきます。
[設定]→[バッテリー]→[バッテリーの状態]に移動してバッテリーの状態を確認します。
バッテリーが劣化すると発火の可能性が高くなるので、古くなったバッテリーは交換します。
iPhoneを高温にしたり直射日光に当てない
Appleは、iPhoneが過熱したときにオフになるように設計し、バッテリーと部品を熱関連の損傷から保護することで発火を防いでいます。
Appleによると、iPhoneは0°から35°Cの温度で良好に機能するようにできており、35°Cを超えるとバッテリーが損傷する可能性があります。
夏の間は車の中に携帯電話を置いたままにしないなど、iPhoneを高温にしないようにします。
電池の膨張や漏れがないか確認する
バッテリーが膨らんだり漏れたりすると発火の可能性が高まります。
iPhoneの電池の膨張や漏れがないか確認することも発火の予防につながります。