2022年2月3日、米国上院司法委員会で超党派の議員によりOpen App Markets Actが承認されました。
これは、iPhoneなどのAppleデバイスで代替アプリストアと代替アプリ内決済システム(サイドローディング)を可能にする独占禁止法案です。
米国上院司法委員会アプリのサイドローディングを可能にする法案承認
米国上院司法委員会でiPhoneなどのデバイスでアプリを購入するときに、App Storeを経由することなく、外部の企業から直接アプリをダウンロードできるようにする独占禁止法案が承認されました。
The passage of the Open App Markets Act out of the Senate Judiciary committee brings us one step closer to having this legislation signed into law. This bill will let people download apps directly from outside companies rather than being forced to go through official app stores.
— Sen. Marsha Blackburn (@MarshaBlackburn) February 3, 2022
Appleは、サイドローディングがマルウェア、ランサムウェア、詐欺により顧客にプライバシーとセキュリティのリスクをもたらすと主張して、米国上院司法委員会に法案を却下するよう要請していましたが、聞き入れられませんでした。
先月、米国上院司法委員会は、Apple、Google、Facebook、Amazonを対象としたサイドローディングを可能にする別の独占禁止法案、American Innovation and Choice Online Actを承認しています。
この2つの法案が上院と下院の両方を通過し大統領の署名により法律になると、アプリをApp Storeを経由せずにサイドローディングが可能になるので、AppleとEpic Gamesの訴訟が終結しなくても、iOS版「フォートナイト」をiPhoneなどのAppleデバイスにダウンロードしてプレイを楽しめるようになるかもしれません。