AppleはiOS15.4ベータ1を開発者向けにリリースしました。
マスクをつけたままでのFace ID機能、全バリエーションで838個の絵文字の追加、iPhoneカメラを使用してAppleデバイスの詳細をスキャンするための新しい「下取りツール」機能、iPhoneからiCloudメールのカスタムメールドメインを設定する機能、iCloudキーチェーンのパスワードにメモを保存する機能が追加されました。
さらに、AR/VRヘッドセットとWebアプリのサポート機能を追加しました。
iOS15.4ベータ1 のAR/VRヘッドセットサポート機能
iOS15.4ベータ1はWebサイト上の拡張現実ヘッドセットと仮想現実ヘッドセットをサポートするWebXR APIを備えています。
APIはデフォルトで無効になっていますが、有効にした場合でも、現在iOSで動作するAR / VRヘッドセットはまだ発売されていません。
Appleが2022年の終わりまでに最初のAR/VRヘッドセットを導入するという予想がありますが、新しいAPIはAppleの新しいデバイスに関連している可能性があります。
iOS15.4ベータ1 のWebアプリのサポート機能
WEBアプリとは、インターネット(ウェブ)などのネットワークから利用するアプリをいい、WEBサーバー上で動作し、Safari、Chrome、FireFoxなど普段ホームページを見るWEBブラウザで操作します。
開発者Maximiliano Firtman氏の投稿によると、iOS15.4ベータ1では、WebサイトやWebアプリで使用できる新機能が導入されています。
ユニバーサルカスタムアイコンのサポートで、開発者はiOSデバイスにWebアプリアイコンを提供するために特定のコードを追加する必要がなくなったそうです。
また、Safari設定内のWebKit機能に「組み込みのWeb通知」と「プッシュAPI」が実装されています。
両機能はまだiOS15.4ベータ1では作動しませんが、Appleは近い将来、Webアプリのプッシュ通知をiOSで可能にすると予想されています。