人気ゲーム「フォートナイト」の手数料迂回システム実装によって発生したAppleとEpic Gamesの訴訟問題。
Epic GamesがApp Storeとそのガイドラインが独占禁止法に違反していないという判決を不服として2022年1月20日(現地時間)控訴しました。
訴訟が継続している間、iOS版「フォートナイト」をAppleはリリースしないとしているため、当面Appleデバイスで「フォートナイト」をプレイできない状態が継続します。
Epic Gamesが独禁法違反の点について控訴
Epic Gamesが控訴した点は、独禁法違反の点についてです。
ロジャース裁判官がAppleが市場を独占しておらず、独占禁止法に違反していないという判決を下しており、その点についてEpic Gamesは控訴しました。
Epic Gamesの主張は、AppleがiOSアプリの配布とアプリ内決済の両方で違法に独占しており、独禁法に違反しているというものです。
独禁法に違反しておらずEpic Gamesは契約条件に違反したという判決について、Appleは「大勝利」と「圧倒的な勝利」と表現しました。
実はAppleもEpic Gamesの控訴に先立ち、ロジャース裁判官が下した開発者がサードパーティの支払いオプションにリンクすることをAppleが許可しなければならないという決定について、控訴しています。
Epic Gamesは手数料迂回システム実装によってによって得た利益の30%(350万ドル)をAppleへ支払うようにも命じられています。
Appleを対象とした独占禁止法案
Appleを対象とした独占禁止法案がアメリカの上院の委員会で承認されました。
今後は上院で審議されAppleを対象とした独占禁止法が成立する可能性があります。
もし本当にAppleを対象とした独占禁止法が成立すると、AppStoreとiPhoneに大きな変化がもたらされるかもしれません。
iOS版「フォートナイト」をプレイする方法
現在、NVIDIAがモバイルで利用できるクラウドゲームサービス「GeForce NOW」で人気ゲーム「フォートナイト」を期間限定のクローズドベータ版で配信しています。
今後一般ユーザー向けにリリースされると、iOSモバイル版「フォートナイト」をiPhoneでプレーできるかもしれません。
iOSモバイル版「フォートナイト」プレイ可能に!GeForce NOW期間限定クローズドベータ版