AppleはiOS15.3ベータ2をリリースし、iCloudプライベートリレーが無効になっているときに表示される説明を変更しました。
iOS15.3ベータ2では、iCloudプライベートリレーがなぜ無効になっているのか詳細な説明を加えたため、ユーザーはエラーの解決方法がすぐに分かるようになりました。
iOS15.3ベータ2iCloudプライベートリレー無効時の説明を変更
iOS15.3ベータ2ではiCloudプライベートリレー無効時の説明を変更しました。
iCloud プライベートリレー
iCloud+ のサブスクリプションで使える iCloud プライベートリレーは、Safari で Web を閲覧したときにWebトラフィックに含まれている情報 (DNS レコードや IP アドレスなど) をネットワークのプロバイダや、閲覧した Web サイトに知られないようにプライバシーを守るサービスです。
設定方法は「設定」アプリの「iCloud」の「プライベートリレー(ベータ版)」をオンにします。
iCloudプライベートリレー無効時の説明変更
日本ではiCloudプライベートリレーが無効になるという報告はほとんどありませんでしたが、海外ではT-Mobileのユーザーで無効になり、原因の説明がT-Mobileの「セルラープランはiCloudプライベートリレーをサポートしていません」というものでした。
T-MobileではiCloudプライベートリレーをサポートしていますが、設定で「IPアドレス追跡を制限する」オプションを有効にする必要がありました。
Appleはユーザーの誤解を招く表現をやめ以下の説明文へ変更しました。
「セルラープランでプライベートリレーがオフになっています。セルラープランでプライベートリレーがサポートされていないか、セルラー設定でオフになっています。プライベートリレーをオフにすると、このネットワークはインターネットアクティビティを監視でき、IPアドレスはオフになります。既知のトラッカーやウェブサイトから隠されています。」
iCloudプライベートリレーが無効になっているときに表示される説明が変更され、ユーザーは解決方法が明確になりました。
AppleがiOS15.3をいつ一般ユーザー向けにリリースするのか未定です。