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血管のマッピングでFace IDの「双子問題」は将来的に解決か

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Face IDには双子や人工的なマスクで簡単に突破されてしまうという大きなデメリットがあります。

この問題を解決するための血管マッピングに関する特許をAppleが取得しました。

Face IDの問題点

Face ID、いわゆるiPhoneの顔認証システムは、従来の指紋認証システムTouch IDに比べると精度も上がり、画面を見るだけで良いのでお手軽さも上がっています。

ところが、完全にFace IDが優れているわけではありません。

例えば双子などの瓜二つな顔であれば突破されるリスクが著しく高いことが指摘されています。特に、顔は指紋と違って似ているかどうかが一目瞭然です。

そのため、精度はFace IDの方が高いと言っても、実際のセキュリティ的な観点でいえばTouch IDに比べてFace IDが数字ほど安全とは言い切れません。

自分の指紋と似ている人を探し出すのは困難ですが、顔が似ている人であればそれほど難しくありません。それがもし双子の兄だとすれば尚更です。

Appleはこの問題に対して新たな解決策を模索しているようです。

血管のマッピングで解決か

Appleが取得した新しい特許から、同社はFace IDの識別力を改善するために「静脈マッチング」を検討していることが明らかになりました。

資料によれば、Face IDに備え付けられている赤外線センサーを使い、顔の血液のマッピングをおこないます。

あとは、血管のマッピングを認証の一部に使えば例え双子であっても認証の突破は難しくなると期待できます。

また、双子問題だけでなく、悪意のある第三者による突破も困難になるでしょう。

技術さえあれば簡単にコピーできてしまう顔の骨格的な特徴に比べ、静脈などの血管のパターンは完全な再現が難しくなっているからです。

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