本来インターネット上のコミュニケーションツールであるSNS、最近では承認欲求を満たすためなどにとんでもない行動をして炎上したり、著名人が失言などで炎上したりなど、馬鹿発見機的な役割もしていますね。
こうした炎上の元が燻って炎上までいってない時にツイ消しして逃げるユーザーも少なくないのですが、今回登場した「Twitter魚拓」がそれを完全に不可能にするでしょう。
画像orPDFで保存される
ブログやウェブサイト上で自由に転載・創作を行える2ちゃんねる風掲示板「おーぷん2ちゃんねる」の作者であるsatoru.netさん(@satorunet)は先日、ツイートを魚拓する「Twitter魚拓」を開発・公開しました。
このサービスはWebサイトのアーカイブを保存する「Web魚拓」のTwitter版のようなもので、誰でも簡単にツイートの魚拓を取得できるように作られています。
「Twitter魚拓」つくってみた。https://t.co/Bw3A3mwLyd
TwitterのURLを指定すると画像化保存できるWebサービス。流行りの誹謗中傷の証拠保全?とか、いろいろな用途に。
ログイン不要。誰でも使える。相手には通知されぬい。
使ってみてねえ。 pic.twitter.com/0DURQIzohD— satoru.net (@satorunet) June 11, 2020
通常Twitter上の何らかの情報を拡散したりしたい場合、リツイートや引用リツイート、あるいは元URLを使用すれば良いのですが、Twitterはツイートを削除するツイ消しができるので、これをツイ主にされるとURL自体が無効になりリツイートやURL転載が意味をなさなくなります。
またスマホやPCでのスクショもありますが、これはやろうと思えばHTMLを改竄して捏造する事などもできてしまい証拠能力としてはかなり低いのですが、「Twitter魚拓」ではTwitterから引用したデータを直接画像化するので改竄する事ができず、かつマイページに魚拓履歴が残るので証拠能力はかなり高いと言えるでしょう。
「Twitter魚拓」で保存した場合、保存した日時とURLとともに画像(PNG)としてダウンロードできる他、PDFとしてもダウンロードできる上にマイページで保存したデータの一覧を確認・再ダウンロードできたりなど、個人のスクショよりはかなり信頼度が高いデータを残す事が可能です。
SNS上で特定個人を誹謗中傷し、少しでも炎上の兆しが見えればツイ消しして知らぬ存ぜぬのユーザーがいますが、こうしてデータがしっかり残れば逃げる事もできないでしょう。
使い方は非常に簡単で、ツイートのURLを「Twitter魚拓」に貼り付けて「🐟魚拓する」を選ぶだけで、ユーザー登録も必要なく誰でも手軽に利用する事ができます。
自分に向けられた誹謗中傷だけでなく、大切な人に向けられた言葉や後で見返したいツイートの場合は、「Twitter魚拓」で保存しておくのが便利そうです。
▶︎:Twitter魚拓
まとめ
ツイートの改竄・捏造については、HTMLのちょっとした知識とインスペクター編集に対応したブラウザがあるだけでできてしまうので、正直スクショ=証拠というのは説得力に欠けたのですが、こうしたTwitterから直にデータを保存する仕組みならかなり信頼できますね。
satoru.netさんは他にも数多くの便利な機能を公開しているので、興味がある人はぜひ彼のTwitterアカウント説明部分にある、「satoru.net」を覗いてみてください。