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世界で噂になっている7つの5G都市伝説(コロナを除く)

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4月初めにイギリスで「5G電波が新型コロナウイルスを拡散している」という噂が流れ、それを信じた人がいくつかのモバイルアンテナ通信塔を放火などで破壊され、世界中でニュースとなりました。

ちょっと考えればこの情報が科学的根拠のない嘘だとわかるのですが、パンデミックの影響か世界では7つの5Gに関する都市伝説が出回っているようです。

ちょっと調べればわかるフェイク

イギリスで発生した通信塔の破壊事件ははたから見るとカルトを彷彿とさせる狂った事件で、マイケル・アンドルー・ゴーヴ内閣府担当大臣は「危険で馬鹿馬鹿しい」と断ずるレベルの話ですが、パンデミックで正常な判断力が損なわれている状態では信じてしまうのかも知れませんね。

そんな通常なら信じる事ができない馬鹿馬鹿しい5Gに関する都市伝説があるようなので、ご紹介いたします。

4Gは5Gに自動で置き換わる

どうも4Gと5Gの違いを正確に理解できず、スマホを5G対応機種に機種変更などしなくても自動的に5Gが使えるようになる、と信じてしまっている人が一定数いるようです。

4Gと5Gは周波数帯が近い場合でも通信の仕組み自体が違うので、スマホなどに搭載されているモデムチップが5Gに対応していないと回線を利用する事ができません。

自宅に5Gを引くのに新しい契約

そもそも5Gは屋外のモバイル通信に利用される電波なのですが、どうやら自宅などのインターネット環境も5Gになる、しなくてはならないと勘違いしている人がいるようです。

おそらく同時期に新規格として公開された新規格Wi-Fi6と混同していると思われ、高速通信と強固な接続を可能とするWi-Fi6は対応したルーター、およびスマホやタブレット、PCなどが必要になります。

5Gはどこでも使える

5Gがある日を境に4Gと同様に全国展開されると思っている人がいるようですが、前述の通り新しい規格の機器が必要となるので一気に4Gから塗り変わるようなものではなく、設備の追加や基地の設置などが必要になります。

そのため以前の4Gのように最初は人口の集中する地域からサービスエリアが展開されていき、順次エリア拡大していくので人口カバー率が100%に近くなるのは早くても数年はかかると考えられています。

5Gは天気予報を妨害する

理由はわかりませんが、5G電波が天気予報などにしようされる様々な気象センサーに悪影響をおよぼし、天気予報や気象観測などを妨害するという噂があるようですが、もしそれが本当なら3Gや4Gの時点ですでに影響が出ているでしょうね。

ちなみにこの都市伝説が他のものと違う点として、一部の著名人や気象学者がこれらについて発信しているようで、ファンや知識を求めるユーザーによってさらなる拡散に繋がっているようです。

5Gは人々をスパイする

よくある陰謀論ですが、政府などの組織は5Gエリアを拡大する言い訳に通信等に大規模な情報収集装置を取り付け、5Gで行われたあらゆる通信内容をスパイしようとしていると一部で噂になっているようです。

コレを言い始めると、ぶっちゃけ通信を提供しているキャリアはやろうと思えば個人を特定した上で内容傍受(暗号化の件は考えない)できてしまうので、5Gに関係なく政府がキャリアに強力な圧力がかけられれば成立してしまうでしょう。

Appleは5Gに対応しない

Androidが5G対応機種を昨年からリリースしているのにも関わらずiPhoneがこれを採用しない事から、Appleは5Gに対応する事を諦めているという噂が流れているようです。

しかしAppleは5G通信に関する特許などを申請・取得していますし、なんなら衛星を利用した5G通信網計画に参加し巨額を投じている事からも5Gにはかなり前向きな姿勢なので、対応しないなんて事はまずあり得ずiPhone 12から対応するとの話もあります。

5Gはガンを引き起こす

この手の技術関係の話にありがちですが、5Gを体に浴びるとガンを引き起こすという話があるそうなのですが、これは初めての携帯通信網の時にも言われていましたし、なんなら電子レンジが出てきた時にも似たような話が出ていました。

実際に携帯通信網や電子レンジの使用が原因と考えられるガンは発見されていませんし、フランスの専門機関が数年間実施している4Gと5Gの比較実験ではむしろ4Gよりも人体に与える影響が少ないという結論が出ており、根も葉もない噂と思って間違いないでしょう。

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