スマホ選びの指標にカメラ性能が含まれて久しいですが、最近ではむしろ「そんな高性能じゃなくても…」という位の製品も少なくなく、iPhoneのカメラも高性能化の一途を辿っていますね。
基本的にはカメラの画質が良くなるものがほとんどなのですが、なんととあるAndroidのカメラに透過機能がある、としてネット界隈をざわつかせているようです。
原理などの詳細は不明
OPPOから派生したスマホメーカーであるOnePlusは先日、ハイエンドフラグシップモデルとなるOnePlus 8 Proを発売しました。
OnePlus 8 Proには4つのカメラが搭載されており、そのうちのつに他のスマホには無い「カラーフィルターカメラ」なるものが搭載されているのですが、このカメラを使って「フォトクロームフィルター」を適用すると一部のものが透けると話題になっています。
One of the best examples 🤯#OnePlus8Pro Color Filter Camera can see through some plastic pic.twitter.com/UkaxdyV6yP
— Ben Geskin (@BenGeskin) May 13, 2020
モバイルデバイスのリーク情報でお馴染みのベンジャミン・ゲスキン氏は、実際にOnePlus 8 ProでApple TVが透過する様子を動画に収めてリリースしており、かなり注目が集まっています。
カメラに写るApple TVは何の変哲もない普通のApple TVなのですが、カラーフィルターをフォトクロームフィルターに切り替えた瞬間、まるでX線カメラでも使っているかのようにApple TVの外装が透けてしまいました。
ゲスキン氏は他にも多数の製品でこの実験を行いいくつかのルールを見つけたようで、コレは原理こそ不明ですがX線のように何でも透過するようなカメラではなく、赤外線をカットするような物質は透過できないようです。
実際に赤外線を遮断するIRシールドを使用した商品は透けない事が確認され、IRシールドを使用した商品でもIRシールド部分でない場所は空けて見える事が確認できています。
なぜカラーフィルターカメラの機能でこのような事になってしまっているのかは全くわかりませんが、分解の難しい工業製品を透過して見れる事にわくわくする人は少なくないようです。
中には興奮気味に「女性の服を透かす事もできるのか!?」とゲスなコメントを寄せている人もいるのですが、服の下に入れた文字を書いた紙を透過して見れてしまっているので、もしかしたら素材によっては可能になっているかも知れません。
まとめ
カラーフィルターとは本来色を強調して撮影したり、あるいは特定の色相を除いて撮影するカメラや技法の事を指すのですが、「フォトクロームフィルター」についてはどんなに情報を探しても類似する効果なども見つけられず、原理などは全く分かっていません。
公式HPにはフォトクロームフィルターを「Photochrome」と表現しているのですが、もし「phytochrome」の綴り間違いであれば、近赤外線カメラまたは遠赤外線カメラの可能性が出てきます。