日本を含めた世界各地で最も人気なSNSアプリの一つであるInstagramですが、実はiPadユーザーに向けた専用のアプリは未だに開発されていません。
InstagramのCEOアダム・モッセリは、同社がまだiPad用のアプリを開発していない理由について語りました。
InstagramがiPad用のアプリを開発しない理由
数年前まで、iPadでInstagramが使えるアプリはサードパーティ製のみですが存在していました。
ところが、そのアプリの開発に必要だったAPIの使用をInstagramは変更したため、それらのアプリは姿を消すこととなりました。
それからしばらくが経ちましたが未だに、InstagramはiPad用のアプリをリリースする気配がありません。
InstagramのCEOモッセリ氏はその理由について、InstagramはまだiPhoneとiPadのアプリを同時に開発するだけのリソースを持っていないと説明しました。
「私たちはiPadアプリを作りたいと思っていますが、多くの社員はやるべきことがたくさんあり、iPad用アプリの開発はまだ取り上げられていません」
つまり、InstagramはiPad用アプリの開発よりも他にやるべきことが他にあり、優先順位もそちらの方が高いため開発がすすんでいない状況ということです。
iPadでInstagramを使う方法
では、iPadでInstagramを使うにはどうすれば良いのでしょうか。
今のところ二つの方法が用意されています。
iPhone用アプリを使う
一つ目はiPhone用に開発されたアプリをiPadで使うことです。
これは、他のアプリをApp Storeからダウンロードするのと同じで、InstagramのアプリをApp Storeからダウンロードするだけで使えます。
しかし、iPadの画面サイズに対して最適化されていないため、かなり無理やり感のある表示になります。
写真を楽しむアプリで写真を大きく見れないというのは致命傷ではないでしょうか。
Web版Instagramにアクセス
二つ目はサファリなどのブラウザを介してWeb版のInstagramに直接アクセスするという方法です。
その中でもおすすめなのは、Instagramのサイトへのショートカットをホーム画面に追加することでアプリを開くのと同じ感覚でInstagramのサイトを開くことができる方法です。
SafariでInstagramのページにアクセスし、共有メニューから「ホーム画面に追加」を選択した後「追加」を選べばホーム画面にショートカットが作成できます。
こちらの方法ではiPadの画面に合わせた表示が行われるため、画面の大きさを活かして楽しむことができるためiPhone用アプリよりは快適ではないでしょうか。
しかし、こちらも「iPad用のアプリ」として最適化されているわけではないので、操作性にはやや不満が残ります。