今や世界で最も資産価値のある企業となったApple、おそらく世界中のほとんどの人がその存在を知っており、「iPhoneの会社」といった回答を得られる認知度を得ているでしょう。
しかしそんなAppleにも、売り上げが低迷したり迷走したとしか思えない商品をリリースしていた事があるのをご存知ですか?
今じゃ想像できない7つの珍品
特にAppleにジョブズが在籍していなかった期間、Appleは何度か信じられない舵きりをした事があり、Appleファンも「Appleもいよいよ終わりか…」なんて思わせる商品を登場させた事がありました。
今回はそんな今では考えられないAppleの実際に販売された珍商品を7つ紹介いたします。
コレクション(服)
靴や鞄などを専門に販売していたブランドが服を販売し始めることはさほど珍しくないのですが、なんとAppleは1986年に自社ファッションブランドを展開しました。
画像をご覧の通り決してセンスの良いものではなく、というかぶっちゃけダサいものが非常に多かったようで、しかもそれなりのお値段だった事もあり長続きしなかったそうです。
QuickTake(カメラ)
今Appleがデジカメをリリースしても何の不思議もないんですが、1994年にAppleは当時のMacでのみ接続可能なデジカメをシリーズでリリースしていました。
QuickTakeと呼ばれるこのシリーズは100・150・200の3機種が発売されたものの、Appleにジョブズが帰ってきた際に不要な事業としてバッサリ斬られることとなり、この名称のみiPhone 11 Proの動画撮影機能名として引き継がれました。
データカセットテープ
現在主流の記録メディアといえば光ディスクやUSB、HDDやSSDが主なのですが、Apple IIが稼働していた時代はフロッピーディスクドライブ自体がかなり高額で、なんとカセットテープにプログラムが記録されていました。
Apple IIの裏には映像端子とカセット端子なるものがあり、このカセット端子にラジカセをモノラル接続して再生すると、Apple IIがプログラムとして再生しカラフルなドット絵万華鏡スクリーンセイバーや、簡単なゲームが楽しめたそうです。
プリンターとスキャナ
Appleは1980年に、当時としてはかなり高性能かつ安価なモノクロプリンターをリリースしていたのですが、Mac専用のアクセサリだったのでそこまで普及する事もなく消えてしまいました。
同様に1988年にスキャナーもリリースしているのですが、こちらもMacでしか使えない上にそのMacよりもかなり巨大だった事もあり、いつの間にか消えていってしまいました。
ピピン(ゲーム機)
スーファミの寿命が間も無く尽きると噂され、ゲーム会社のみならず多くの電子製品企業がゲーム機ハードを世に送り出した1990年代後半、Appleも例に漏れずゲーム機ハード「ピピン」をリリースしていました。
Macintoshのシステムを応用し、まだ採用の少なかったディスクシステムを採用した比較的画期的なゲーム機だったのですが、すでにたくさんのゲーム会社を囲んでいたSONYやSEGA、任天堂に勝てるワケもなく消えていってしまいました。
20周年記念Mac
1998年に20周年記念として発売された上記画像のヘンテコMacは、なんとそのお値段7,499ドル(約81万円)、当時の物価などを考慮すると 11,900ドル(約130万円)というMac Proのハイグレードモデルレベルの価格でした。
このMacが当時の最高峰の技術で作られたのは言うまでもないのですが、なぜか購入者の元へAppleスタッフがリムジンで尋ね、スーツでビシッと決めたスタッフによって手渡しで渡された、という逸話が残っているようで、その費用も含まれている感が否めません。
18金EarPods
比較的最近の商品でありながら珍品に選ばれたのは、ジョナサン・アイブらが手がけたアフリカのエイズ撲滅を支援するためのオリジナルデザイン、18金EarPodsです。
中身はiPhoneに付属してたイヤホンジャックタイプのEarPodsで、外装が18金になっただけのこちらの商品、なんと461,000ドル(約5千万円)で売れたそうです。