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NTTドコモが「6G」のコンセプトを発表、「空と海と宇宙」での通信が可能に

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NTTドコモは、次世代通信「5G」のさらに向こう側、第6世代通信「6G」のコンセプトを発表しました。

6Gでは、空や海、そして宇宙の中でも高速で大容量の無線通信ができるのが特徴です。

5Gの次を目指す「6G」の技術展望

今年の春から日本でも本格的に普及すると言われている5Gですが、4Gとの大きな違いは「大容量・高速」である点と言われています。

「6G」では、その5Gの特長をさらに広げるだけでなく、超低消費電力なども実現していくことを目指して開発を進める方針です。

これは、無線の信号を用いた給電技術の発展によってデバイスが充電不要になるような世界も期待できると紹介されています。

また、5Gでは超高速な通信を実現できている一方で、カバーできるエリアが狭いという課題もありました。

このような5Gの技術的課題を改善していくとが6Gには期待されています。

6Gはさらに高速で大容量通信に

大容量という点においては、同時接続台数が1キロ平方メートルあたり1000万デバイスを目指しており、5Gの10倍の規模になります。

 

そして、高速通信という点においては、新たな帯域の開拓を行い安定で100Gbpsを超える通信速度の実現を目指しています。

もしもこれらが実現すれば、日常にAR(拡張現実)とVR(仮想現実)が融合した世界もますます現実のものとなりそうです。

例えば、五感を再現するレベルのVRやAR体験が当たり前になっているかもしれませんね。

通信エリアは海と宇宙にまで

そして、速度と容量の改善だけが「6G」ではありません!通信可能なエリアも次世代レベルです。

ドコモが公開した資料では、ドローンや空飛ぶ車、船舶、衛星などとも通信ができる世界が紹介されています。

「超カバレッジ拡張」と呼ばれるこの特徴は、現在の移動通信システムがカバーしていない空・海・宇宙などを含むあらゆる場所での通信を実現させる方針です。

これにより人類の活動拠点のさらなる拡大が期待できると説明されています。

具体的には、エリアカバー率100%で、どこでもGbpsレベルの通信ができるようにすることと、空は高度1万メートルまで、海は200海里まで、そして宇宙ステーションとも通信ができるようにすることを目標としています。

まとめ

4Gや5Gなどの移動体通信はおよそ10年ごとに進化していきました。

6Gの開発コンセプトを聞いて夢物語と思う方も大勢いるかもしれません。

しかし、10年前を振り返れば2010年や2000年を振り返れば私たちのIT環境は大きく進化しています。もしかしたら、2030年にそのようなアイデアは現実的な話なのかもしれませんね。

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