新しいiPhoneが出るたびに落下実験や水没実験が行われ、頑丈なケースが出ればビルから投げ落としたり銃で撃ち抜いてみたりと、ガジェットの耐久テストは今や伝統みたいになっていますね。
そんなiPhoneケースの頑丈さを競うテストのご紹介なんですが、今回はなんと落下などの耐衝撃テストではなく爆薬を使った耐爆発テストを実施してしまったそうなんです。
iPhoneのカメラで撮影しながら爆破
サンフランシスコに本社を置くIT系メディアのcnetは先日、耐衝撃系iPhoneケースを爆破して耐久性をテストした「iPhone 11 cases that can survive EXPLOSIONS! with Tory Belleci」の動画をリリースしました。
動画ではiPhone 11に耐衝撃系のケースを装着し、iPhoneのカメラで爆発の様子を撮影しながら起爆するというなかなかクレイジーなテストだったようです。
今回のテストでは耐衝撃系の代表的なケースとして、OtterBoxの「DEFENDER SERIES」、Spigenの「Tough Armor」、Pelicanの「Rogue」の3つをピックアップ。
テストは爆発地点をから15フィート(約4.5m)、10フィート(約3m)、3フィート(90cm)の地点にケース付きのiPhoneを置いて爆破するというものです。
動画では爆発地点を向いたiPhoneのカメラでスローモーションムービーが撮影されており、爆発の衝撃や様子がかなり近い地点から見られるかなり珍しい様子が収められているので、それを見るだけでもなかなか楽しいです。
結果としては15フィート、10フィートについてはiPhoneもケースにも目に見えるダメージは発生しなかったのですが、さすがに3フィートではダメージが発生し、ケースこそすべて問題なかったもののiPhoneのバックパネルに衝撃が貫通し割れるという結果に。
そもそもiPhoneもケースも耐爆発用に設計されていませんし、正直爆破を受けて粉砕されても文句言われる筋合いもないのですが、今回の実験に使われた2つのケース会社からは下記のコメントが寄せられました。
OtterBox広報担当者「弊社のケースは想定されていない狂ったテストを受けているとよく聞きます。私たちはケースに爆破の評価をしていませんが、今回壊れなかった事を嬉しく思います」
Pelican副社長「今回の件(爆破テスト)で(ケースが壊れなかった事は)私たちにとって驚くような事ではありません」
まとめ
iPhoneケースをつけて爆破するとか完全に狂ったテストですが、こういうテストをしちゃうところが国外メディアの面白いところではありますね。
ケースが無事でiPhoneのバックパネルが割れるという本末転倒な結果でしたが、ケースが無事だった各社の代表は結果にご満悦だったようです。