FacebookがFacebook、Messenger、Instagram、WhatsApp上で決済ができる「Facebook Pay」をスタートします。
今回はその「Facebook Pay」の用途と使い方について解説しますよ。
Facebook Payとは
Facebook PayはApple PayやPay Payのようなスマホ決済とは大きく異なります。
具体的にはアプリ上(Facebook、Messenger、Instagram、WhatsApp)での個人間送金や、アプリ上のサービスの決済に使われるものとなります。
つまり、Facebook社のサービス上での決済プラットフォームになる訳です。
イメージ的にはApple IDに決済情報を登録しておくことでApp StoreやApple Music、iCloudの支払いが可能になるのと似ています。
違いと言えば、Facebook Payには個人間送金機能があることくらいでしょう。
Facebook Payでできること
・一度決済情報を入力したら、支払い情報を再度入力しなくても決済が可能。
・Facebook Payは異なるFacebookグループのアプリ間であっても同じように利用することができます。設定で使うアプリを限定(コントロール)することもできます。
・支払い履歴や支払い方法は一元管理できます。
・ライブチャット時にリアルタイムでの支払いにも対応。
Facebook Payの支払い方
Facebook Messengerで個人間送金する場合
友達に「25ドル送ってほしい」と頼まれた場合以下のような手順で送金することができます。
※初回だけ必要な支払い方法の登録があるのでステップがやや多めです。
1.左下の4つの点がある部分をタップ。
2.「Payments」を選択。
3.Facebook Payで設定を行います。
4.クレジットカード情報を入力。
5.PINコードと顔(指紋)認証の設定を行います。
6.最後に送金ボタン(Pay)をタップすれば完了です。
この通り、Messengerの相手に25ドルの送金が完了しました。
もちろんFacebook Payの支払い情報の登録は最初の一回だけなので、上記の6ステップのうち3ステップは次回以降は省略できますよ。
Facebookアプリ上でのお買い物
支払い方法が済んだ状態で、今度はFacebook上での買い物を行います。
1.商品を選んで商品の購入ページに移動します。
2.商品購入ページで「購入」ボタンをタップ。
3.PINコードもしくは顔(指紋)認証を行って支払いを確定させます。
これで支払いは終了です。
Facebook PayはFacebookだけではなく、InstagramやWhatsApp等でも登録が可能です。
Facebook Payでの支払い方法について
Facebook Payは主要なクレジットカード、デビットカードで登録することができます。
またPayPalやStripeでの登録も可能。
Facebookが進めている仮想通貨のLibraでつかうCalibraウォレットは使えず、全くの別物ですのでご注意ください。
セキュリティについて
Facebookは2015年から寄付に関する送金を始めています。それにより20億ドル(約2200億円)の送金実績を経ているとのこと。
それに加えてFacebook Payでもカード番号や銀行口座情報等を暗号化し、不正防止監視システムによって不正なアクティビティは検出できる仕組みがあるようですよ。
またPINコードやFaceID等の生体認証を通してセキュリティレベルを任意に向上させることも可能です。
Facebook曰く、デバイスの生体認証情報は保存しないとのことです。
まとめ
Facebook PayはFacebookアプリから始まり、Instagram等へと広げていく予定です。
今のところ日本では公開されていませんが世界展開をすること前提としているため、近いうちに日本でも使えるようになる見込みです。