Apple製品がユーザーの命を救ったり事件を解決に導くようすは世界でたびたびニュースとして取り上げられ、その有用性から世界で一番売れているスマートウォッチシリーズとしてApple Watchは大変人気がありますね。
そんなApple Watchが最近2つの事件で2人の命を救ったと話題になっていましたので、ご紹介いたします。
ストーカーによるレイプ未遂事件
今年4月1日、カナダ西部のカルガリーにて悪質なレイプ未遂事件が発生し、被害者女性がApple Watchを装着していたために大きな被害が出ることもなく解決した事件がありました。その件で先日、犯人であるジョン・ジョセフ・マキンドー容疑者に有罪が確定したと報じられました。
被害者女性保護の観点から事件の詳細はかなり伏せられているのですが、マキンドー容疑者と女性は顔見知りながら知り合いではないといった間柄だったものの、マキンドー容疑者が彼女のストーカーである事が事件後に明らかになっています。
事件当日深夜、自宅の玄関付近で飼っている犬が深夜に吠えた事で女性は目を覚ましたのですが、目の前に見える窓には不審な人影が女性の部屋の様子を伺うように動いており、女性は身の危険を感じ恐怖でベッドから動けなくなってしまい、寝たふりをしながらApple Watchの緊急SOSを使用しました。
するとどういう訳か窓やドアを壊す事なく犯人が部屋に侵入、彼女の寝室に侵入し足に触れてきたところで緊急SOSを受け取った警察が到着、キッチンに隠れたマキンドー容疑者は現行犯逮捕され彼女に大きな被害もなく事件解決となりました。
マキンドー容疑者はバッグに部屋のセキュリティカードと鍵のクローン、ナイフや拘束具、ダクトテープや目出し帽などを入れて犯行に及んでおり、下手に声を上げたり抵抗していればナイフで傷つけられたり最悪殺されていたかも知れません。
マキンドー容疑者の部屋には被害者女性の下着や髪の毛といったものが発見され、PCのスクリーンセイバーは彼女の写真となっており、ながらくストーキングし計画的なレイプを行おうとしていた事が明らかとなっています。
ハイカーの崖滑落事件
ニュージャージー州でハイキングを趣味にしているジェームズ・プルデンシアーノさんは先日、険しい森をハイキングして楽しんでいました。
途中川沿いの道で岩もなく足元な不安定な場所を通ろうとしたのですが、その際にプルデンシアーノさんは足を滑らせて滑落、川に落ちて崖のようになっている部分に体を打ち付けてしまいます。
どうやらこの時すでにプルデンシアーノさんは背骨の3箇所を骨折していたようで、その痛みなどから全く身動きが取れない状態になってしまいました。
しかしこの以上な挙動をApple Watchが検知しており、アラートが鳴るもののプルデンシアーノさんが応答できない事から自動の緊急SOSが発信され、地元警察と彼の母親に緊急メッセージが配信されました。
警察は緊急SOSの位置情報などを頼りにプルデンシアーノさんを捜索、ただちに発見されたプルデンシアーノさんは大学医療センターに運ばれ九死に一生を得ることとなりました。
まとめ
いずれもApple Watchを使っていなければより悪い結果が待っていたかも知れない事件だけに、この2つの事件はニュースとして大きく取り上げられています。
自身の緊急用に、あるいは家族や大切な人の為にApple Watchを用意してみるとも良いかも知れませんね。
