ラブメーター(LoveMeter)という偽診断サービスがSNSを通じて拡散を続けています。
このサービスは相性診断と見せかけて、入力した内容が筒抜けになる恐ろしい仕様となっています。
中高生を中心に被害が広がっている模様です。
2019年に大量被害を出しましたが、現在まで続いているようです。
ラブメーターに引っかかってしまって、ただただ辛い…
好きな人と自分の名前実名で書いてしまった…
しかも、友達の友達に知られたという…広められちゃう、、学校行きたくない😭— アブラゼミ (@eA0hq7S6VOKOQZH) 2019年5月12日
なにインスタのラブメーターってなんなの?えあれほんとにバレてんの?死ぬマジで地元中に広められるのかな
—まいちゃんさん(@qwxy105)2022年1月3日
今回はラブメーターに入力した名前は消せるのか?対処法について解説いたします。
ラブメーター(LoveMeter)の仕組みとは
ラブメーター(LoveMeter)は「騙す側」にユーザーがなることができる、(悪い意味で)良くできたスパムサービスです。
※被害拡大防止の為、ラブメーターのURLはこの記事では伏せておきます。
まず「騙す側」の仕様を見てみましょう。
騙す側のラブメーターの作業
騙す側はラブメーターで下記の2つの作業を行います。
- 名前を登録する
- リンクをコピーする
そしてコピーしたリンクをSNS等で拡散します。
このリンクによって誰が誰を好きなのか情報を集めることができるのです。
騙される側にとってのラブメーター
騙される側はSNS等でシェアされたリンクをタップすると、「LoveMeter – 本当の愛の電卓」と表示されており、相性診断にしか見えません。
自分の名前と「好きな人」の名前を入力して「計算する」をタップすると…
「あなたの名前とあなたの好きな人の名前が山田に共有されました」とメッセージが表示されます。
そうです。騙されてしまった訳です。
次に「騙す側」に戻ってみましょう。次がこのサービスの最も恐ろしい所です。
騙す側には筒抜けに
騙す側は先ほどリンクをコピーして、SNSでシェアした所で終わっています。
ではこのページを更新してみましょう。
すると画面に先ほど騙された人が入力した情報が表示されています。
- 騙された人の名前:鈴木太郎
- 騙された人が好きな人の名前:星野花子
つまりまんまと好きな人の情報を騙して知ることができた訳です。
ラブメーター被害者の声
この仕組みを知っている人にとっては問題ないのですが、知らない人にとっては心理的なダメージは計りしれないでしょう。
数多くの人が被害報告をしています。
ラブメーターってなに?
友達に騙されたわ
ってもう友達じゃねーわww— Alice (@KuroAlice0101) 2019年5月12日
自分の好きな人本人にばれた。
終わった。— み。 (@yB8RXzDHHeEZw3u) 2019年5月13日
ねぇ、ラブメーターのせいで今まで誰にも好きな人言ったこと無かったのにバレたやん!
ふざけんなよ!まぢくそやろ
それでも、俺の好きな人の名前を知った人が他の人に教えていって最終的にその人に知られたら、自殺考えるしかないからな!!!しかも消す方法もないとか!!#ラブメーター被害者の会— りんご君🍎 (@ri_n_go_kun) 2019年5月13日
インスタのラブメーターってやつに引っかかってしまった…。あれ消す方法ないんかな。明日学校行けない。終わった。
— あみ (@papapapapap2727) 2019年5月12日
ちょっとまってラブメーター答えちゃったんだけど!!LINEで送るってひどくない?たぁすけてぇぇぇ泣
— ありす (@ZQvvcGeaKkEu9In) 2019年5月12日
ラブメーターに入力した情報を消す方法、対処法
では「ラブメーターに入力した情報は消せるのか」という点について解説いたします。
結論から言うと「消す方法」については「消せません」というのが回答になります。
何をどうやっても消すことはできなせん。
ですが、SNS等でシェアされたラブメーターのリンクなら苦し紛れではあるものの対処方法はあります。
それは「少しウソっぽい情報で埋もれさせる」という対処法です。
しょうもない方法ですが、それなりに効果ある為紹介しますね。
まずSafariやchromeをプライベートモードにして、騙した人がシェアしたラブメーターのリンクを貼って再度ブラウザを開いてみましょう。
すると再度、相性診断ができるようになります。
ここで「少しウソっぽい情報」をガンガン入力していきましょう。
そうすることで、騙す側のページに「少しウソっぽい情報」が溜まっていきます。
あとは知らんぷりを決め込めばOK。
なぜなら騙す側にとっては、不特定多数に向けてシェアしたリンクなので「誰が入力したか分からない」からです。
その情報が少しウソっぽい情報だらけであれば、騙す側にとっては「あ、バレてるな」と判断し入力した情報は信用できない…という訳です。
本当っぽい情報を書き込んでしまうとトラブルの原因になるので注意が必要ですよ。
※この方法を実施する場合はさじ加減を工夫しつつ、自己責任でお願いしますね。