スマホ選びでも重要な要素を占めるバッテリー容量、実際の駆動時間は屋外で使うスマホにとって重要視される要素であり、新機種などは必ずバッテリー容量と駆動時間を公表するほどですね。
Appleもイベントや公式HPでそれらを公表しているのですが、50台以上のスマホのバッテリーテストを行った専門家はAppleがiPhone XRの駆動時間について誇張している、と発表したようです。
Appleの試験方法は不明…盛ってる可能性も
IT関連の研究調査を行うCCS Insightのベン・ウッド氏は、「鵜呑みにするのは危険」としつつもAppleがiPhoneの稼働時間を誇張していると発表しました。
自身の発表なのに「鵜呑みにするのは危険」と前置きしているのは、そもそもAppleがどのような方法でバッテリーを試験し数値を掲載しているのか詳細が不明だからです。
しかしながら、今回のテストでiPhone XRが過去に例のないほどの低いバッテリー稼働時間を叩き出しており、Appleの公称ではおよそ25時間稼働するはずの連続通話時間が、なんと16時間32分しか稼働できなかったと言うのです。
数時間レベルでズレるのはこうした実験で誤差の範囲なのですが、さすがに9時間近い時間ズレるのは誤差の範囲では片付ける事もいかず、数値でいくと公開されている値の66%しか発揮できていないという結果は軽視できません。
ちなみにSONYやサムスン、ノキアなどはほぼほぼ公称の通りの稼働時間だそうで、HTCも5%誇張されていた程度だったとの事。
その中で34%もズレが生じたiPhone XRのテスト結果は異常としか言えず、同様のテストをした50機種がそこまでズレていない事を考えると、Appleがバッテリーを誇張表記していると言われても仕方がない気がしますね。
正直な話、スマホの設定内容や画面の輝度、各種センサーに使用状況や電波状況、厳密に言えば天気などもテスト結果に影響しますから、「鵜呑みにするのは危険」と前置きするのは仕方ないかと思います。
しかしiPhone XRが公称25時間で実働16時間32分しかだったという実験結果は、iPhoneユーザーである我々にとっては由々しき問題と言えるでしょう。
まとめ
メーカー公称はメーカーの独自調査に基づいて算出されるものなので、一概に誇張していると断言はできないものではあるのですが、他の機種が全然ズレないテストでiPhoneだけ数値がズレるというのは、Appleと我々ユーザーの信頼関係を脅かすものにもなりそうです。
筆者はあまり細かく気にしたことがないのですが、読者の皆さんの中でご自身のiPhoneの充電が新品の頃から減りやすい、と感じている方はいらっしゃるのでしょうか?