iFixitが新型のiPad miniの分解レポートを公開し、構成部品を中心にiPad mini4からの変更点について解説しています。
早速そのレポートを見ていきましょう。
これが分解で判明したiPad miniの全て
外観
まずは外観に着目すると以前のiPad mini4との区別がほとんどないことがわかりました。
細かいところをあげるとモデル番号(A2133)の違いと背面にある規制マークの削除が挙げられています。
カメラ
カメラ性能はiPad mini4に比べると大幅な進化を遂げており、以前10.5インチのiPad Proに搭載されていたカメラが採用されていることが分かりました。
具体的にはmini4では120万画素だったフロントカメラは700万画素まで向上しています。
リアカメラも暗部のノイズが減りより色鮮やかな写真の仕上がりになっているようです。
プロセッサやRAM
確認された変化は発表されていた通りA12 Bionicプロセッサの採用と3GBのRAM(以前は2GB)が採用されています。
また、周りの環境光に合わせて画面の色を見やすく調整するTrue Toneディスプレイに使われるセンサーの存在や、マイクの場所の変更などが確認されました。
バッテリーは以前とは異なるタイプのものが採用されているようですが、容量は同じ19.32Whのものが使われているようです。
その他
新しく登場するiPad Airと同様に2つのステレオスピーカやマイク。Bluetooth5.0やWiFi 802.11acとLTEのサポート、そしてeSIMの採用などが特徴として挙げられています。
修理は可能か?
多くの部品が比較的簡単に交換できるように設計されてはいますが、大半の部品やケーブルに接着剤が使用されているため、高い技術が要求されるようです。
バッテリーの交換も可能にはなっていますが、先ほどの接着剤などの影響で複雑な手順を踏む必要があるようです。
そういった事情もあり結果的に修理の簡単さを示すスコアは10点中2点(0点は修理不可)になっており、個人での修理はかなり難しいようです。