スマホをうっかり落として拾ってみたら画面にヒビが…、そんな経験をされた方いらっしゃいますよね。
たまたま画面側から落ちて運が悪かったと思ってしまうのですが、実はこれ落とした時に画面が割れやすいのには理由があることがある物理エンジンを使った検証動画で明らかになったんです。
今回ご紹介する検証を行った「チャンネル人工知能」は、「シーソーに何人で乗ったら富士山の頂上まで飛ばせるか?」「重力10倍の界王星で暮らすとどうなるか?」などなど、様々な疑問を物理エンジンソフトを使って大まじめに検証しているチャンネル。
そんな「チャンネル人工知能」が、「どうしてスマホの画面が割れている人がこんなに多いのか」を物理エンジンで検証している動画があったのでご紹介します。
スマホの画面が割れてしまうのは、たまたま運悪く画面側から落ちたから…と思っていたら実はそこにはちゃんと画面が割れてしまいやすい理由があったんです。
では、さっそく見てきましょう。
話はマーフィーの法則にある「落としたパンがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」から始まります。
が…ここは長いので割愛w まとめるとパンがバター面から落ちるかどうか大まじめに研究した論文によれば、3m以上の高さから落下させないとバター面を上にして落ちないと分かっており実は物理的にもあってるね。という話でした。
ではパンのバター面のように、スマホも画面から落ちやすい高さなどがあるんじゃないか?というのが本題になります。
物理エンジンで検証に使うのはiPhone 6s。重心は本体の中心にあるという設定で、シミュレーションを進めていきますよ。
まず最初は、持っている手から前方に落下した場合。
手の高さを大量に用意して、同時に落とした際にそれぞれの高さで画面側・背面側どちら向きに落ちるのかを見ていきます。
結果、高さ2.0mまでは落としたiPhoneが全て画面を下にして落下してしまいました。つまり日常的に私たちがiPhoneを手から前方に落とした場合は、物理的にも画面側から落ちるので画面を割ってしまいやすいということのようです。
続いては、手から手前に滑るように落ちた場合。同じように様々な高さから落下させた結果は…
残念、前方に落とした場合とあまり変わらず、高さ2.3mまでは画面を下にして落下するようです。
最後にiPhoneを横向きに持った状態での落下テスト。横持ちのゲームや動画を見ている時の状態ですが、果たして結果は…
今度は1.5mの高さまで画面を下にして落下するという結果でした。
結局、今回の検証ではどの方向に落としても、向きが違っても人間が持っている高さから落とした場合には、物理現象として画面を下に落下しやすいという事が分かりました。
ではなぜそうなるかという理由があり、スマホは指を支点に回転し落下しているそうでその結果、画面を下にして落下しやすいそうですよ。
これを防ぐには落とす!と思った瞬間に指の力を抜けば、回転する支点がなくなるので画面を上にして落下するだろう…とのことですが、まあ無理ですよねw
ということで検証動画の結論としては、まずは落としやすい「歩きスマホ」はやめたほうがいいという事になりましたとさ。
現実にはスマホの持ち方や落下する地面の強度などもあるのでこの検証結果の限りではないと思いますが、少なくともどの方向からスマホを落としても画面側から落ちる確率は高いということは言えそうです。
「チャンネル人工知能」では、これ以外にも興味深い物理エンジンを使った検証が一杯あるので興味がある方はぜひ、他の動画もご覧になってみて下さい。
⇒ チャンネル人工知能 – YouTube
個人的には「アンパンマンの顔交換はできるか」がクリーンヒットでしたw