iPhoneの使いすぎを予防するために自分がどれだけ使っているのかを可視化してくれるのが、iOS 12の新機能「スクリーンタイム」。
お子さんのスマホのやり過ぎも制限可能なので親としてはうれしい機能なのですが、実は至って簡単な方法で制限を回避できる事が分かってしまいました。
子供が自力で利用制限の迂回方法を発見
設定にあるスクリーンタイムでは自分の利用状況が見えるだけでなく、時間で利用自体を制限する「休止時間」や「App使用時間の制限」を設定することで、使いすぎを防げる機能があります。
これで放っておくと無限に遊んでしまう子供のゲームなどを制限できると思ったのですが…実はとある方法でとても簡単に突破できることが分かってしまったんです。
それが判明したのが、海外掲示板redditのこちらの投稿。
My kids got around the Screen time “downtime” limit by changing the time on their devices
(私の子供はデバイスの時間を変更することでスクリーンタイムの休止時間の制限を迂回した)Their phones are supposed to not let them use apps after 8pm. But they can just go in and manually change the time to noon and suddenly all the apps are back. Is there any way to stop this from within the iOS 12 software?
(彼らの携帯電話は午後8時以降、使えないようになっています。しかし子供達は時間を手動で正午に変更することで、全てのアプリは戻ってきます。iOS 12のソフトウェアでこれを止める方法はありますか?引用元:reddit
この投稿によるとスクリーンタイムで設定した「休止時間」が、設定で日時を変えることで簡単に迂回されてしまったとのこと。
いやいやいくら何でもそんな簡単に…と思い、試しに「休止時間」を設定したのがこちらの状態。
一部のアプリを除いてアイコンは暗くなり、タップしても親が「スクリーンタイム・パスコード」を設定している場合には、「時間延長の許可を求める」と表示され、
パスコードを入力しないと、解除されない状態となります。
これで何もできない…と思うのですが、設定には制限が掛かっていないので一般から「日時と時刻」を開いて自動設定を切り、時間を休止時間外に変えてしまえば…
あらびっくりパスコードなんて入れなくても、アプリの制限は全解除!子供ならヒャッハーですよ。
どうやら投稿者のお子さんは自力でコレに気付き突破したようで、使いすぎを制限するつもりがまったく無意味となってしまった訳です。
ちなみにこちら「休止時間」だけでなく「App使用時間の制限」でも同様で、こちらは日付を1日進めることで制限がリセットされまた遊べる状態になってしまいます。
昔パソコンソフトで、体験版をインストールから〇日は無料でフル機能を使えるといった方式で、パソコンの日付を変えると無限に利用できるなんて裏技がありましたが、まさにそのノリと一緒ですね。
果たしてこれに対してAppleは何か対策を講じてくるのか、さすがにこれ以上はやり過ぎと考えこのままとするのかiOS 12の今後アップデート時にはチェックしていきたいと思います。