iPhone XSとXS MaxはこれまでのiPhoneに比べて防水機能が進化しました。これによって、深い水中でも長時間耐えられるということに。
しかもスペシャルイベントでは、単なる真水ではなく、塩水、塩素処理された水、オレンジジュース、茶、ワイン、そしてビールでも試してみたとのエピソードが紹介されていました。
「じゃ、実際にビールに沈めて試してみるわ。」とiPhone XSをビールに2mの深さに沈めた動画が公開されていたので紹介します!
iPhone XSの防水性能、IP68の実力
アップルのスペシャルイベントでフィル・シラー上級副社長がiPhone XSの防水機能の進化について語っていました。これまでのiPhoneやiPhone XRはIP67と呼ばれる防水・防塵認証で、防水についてアップルは「水深1メートルで最大30分間の耐水」と紹介しています。
iPhone XS/XS Maxについては規格上最も防水の度合いの高いIP68で、アップルによると「水深2メートルで最大30分間の耐水」と紹介。より性能が上がりました。
通常は真水で試験を行うと思われますが、アップルは併せて社内で塩水、塩素処理された水、オレンジジュース、茶、ワイン、そしてビールでも試してみたと紹介。防水へのこだわりを述べました。
ビールやワインなどについては「うっかりiPhoneにこぼしても大丈夫だよ!」くらいのニュアンスで言ったのではないかなと思われますが、すべての人がそう受け止めたわけではありません。
「おっ、じゃあビールに漬けたろ!深さは2mな!」的な実験が生放送で行われました。行ったのはガジェットの分解で知られるiFixit。
フル尺はこちらで見られます。
実験に用意されたのは透明な筒の中に入ったビール。先ほどお伝えしたように深さは2m。
そこにストップウオッチを起動したiPhone XSを入れて、経過を観察します。
49分経過しても問題なし。
2時間が経過しても全く問題なくストップウオッチは計測中。
実験開始から5時間近く経つ「4時間54分55秒」を過ぎたところで実験は終了。カメラが外されてしまいました。
映像を見る限りでは実験開始時と変わらず、特に問題なくストップウオッチが計測し続けているように見えますね。
動画内では本当にiPhoneに問題がなかったのか細かい検証がなされていませんが、少なくともiPhone XSは深さ2mのビールに5時間近く漬けても画面が見えなくなったりはしないということは言えそうです。それだけでも十分すごいですけどね。
まあ、防水機能がすごいのはもちろんそうなのですが、実際に透明な筒と2mの深さまでのビールを用意して何時間も実験するのもすごいですよね…。
なお、アップルは、iPhoneの防水性能について、「防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性がある」ということを述べており、防水による故障は保証の対象外となっています。ご注意ください。
ちなみにiPhone XS以外の機種の防水性能はガッツリこちらで紹介しているのでチェックしてみてくださいね!