メールやLINEなど文字だけのメッセージだと、送り手の意図や感情が分かりづらいことがありますよね。
そんな課題を解決すべく大日本印刷株式会社が開発したのが「DNP感情表現システム」。メッセージ内容を解析して、伝えたい感情にマッチしたフォントに自動変換するシステムなんだそうです。
例:テンション上がったときは、力強いフォントに変換
「DNP感情表現システム」は言葉や絵文字をリアルタイムに解析し、それらが持つ感情やイメージを12種に分類、最適なフォント自動変換するシステムとのこと。
このような変換例が上げられていました。例えば「痛くてつらい〜」というメッセージには辛そうなフォントが使われる、ということですね。
分類される「感情やイメージ12種」というのは、安らぎ、穏やか、楽しい、喜び、好き、哀れ、不安、恐怖、怒り、驚き、ネットスラング、中立。
「やばい」のような汎用性が高い言葉でも、このように絵文字を組み合わせることで、その時の「やばい」の感情を表現できるそう。
良いも悪くも、「やばい」が使いやすくなりそうです。
動画も公開されていたのでどうぞ。
入力した言葉にぴったりなフォントへ自動でリアルタイム変換される様子がよくわかります。
意図・感情と違うフォントに変換されてしまった場合は、ユーザーが自分の意図・感情にあったフォントに手動変換することが可能。誤解を生むようなことも少なそうです。
システムとして開発されたばかりで、実際に利用できるようになるのはまだ先。今後はAIの精度アップを実現していくとのこと。
日常的にメールやLINEを使っている方は多いと思いますが、感情もしっかり表現できれば誤解なども減り、楽しいやり取りができるようになるかもしれませんね。