今流行りの機械学習によるAI。コンピュータを使ってうまく学習を行うだけで、様々なことが出来るようになります。
そんな中、画像や動画の輪郭を与えるだけで”それっぽい画像/映像”を生成してくれる最新技術「vid2vid」が話題になっているのでご紹介します!。
輪郭情報からAIで元の情報を推定する「vid2vid」
「vid2vid」はエッジ(輪郭)の情報から元の画像や映像を推定する技術。マサチューセッツ工科大学とNVIDIAの研究チームが開発しました。
具体的にどのような事が出来るのか、見ていきましょう。
まず試しに髪や目、口など顔のパーツを線で描いた情報を与えます。すると、それぞれ右のカラー画像が生成されるんです。リアルすぎて普通の写真かと思ってしまいますね。
また、同じ輪郭でも設定を変える事で、「同じ特徴の違う顔」を生成する事が出来ます。
これだけでも十分すごいのですが、さらに凄いのはここから。実はこれ、動画なんです。かなりリアルに喋っている様子が再現されていますよ。
同様の技術はダンスなど動きの激しいものに対しても利用する事が可能。
背景に映る影までも自動で生成する事で、よりリアル感が演出出来ています。
また、車載動画のような映像に対しても同様の事ができ、街路樹の部分を建物に置き換えたりする事も簡単に行えるようです。
この技術は映像制作の現場で用いる事が出来るほか、動画の容量を減らす目的への応用も考えられています。
機械学習を用いた研究はまだまだ新しい発明が生まれてきそうですね!