便利な一方で問題も多いSNS、特に世界規模で利用されている巨大なサービスともなれば、不正利用やスパム、犯罪行為への利用など懸念される問題も深刻化します。
そんな巨大SNSの1つであるTwitterはこの度、新たなスパム対策を打ち出して話題になっています。
新規・既存問わず実施
日本でも広く利用され手軽に始められるSNSの代表格Twitter、基本的にはツイートと呼ばれる誰に向けるでも無いポストを投稿したり、情報収集や仲間集めなどに広く利用されていますね。
そんなTwitterには以前から大きな問題があり、その手軽さから簡単にスパムアカウントを作成・利用できてしまうという側面があります。
もちろんTwitter側もコレを野放しにしているワケではなく様々な対策を講じてきたのですが、現状1週間に990万もの不正アカウントが自動検出されており、対策できていないと言われても言い返せないでしょう。
しかしこの度、Twitterは年内にもアカウントの電話番号またはメールアドレスの確認作業導入、ならびに既存アカウントへの「読み取り専用モード」の導入を発表しました。
「電話番号またはメールアドレスの確認作業」は読んでそのまま、SMSや自動音声による電話番号の確認や、メールアドレスに宛てたURLでもログイン確認作業を行うというもの。
そして「読み取り専用モード」とは、既存アカウントでもスパムのような怪しい行動が認められた場合、アカウントを凍結と似たような状態にし、電話番号での確認が取れるまで使用できないようにするとの事。
これらの判定は自動にて行われるそうですが、もし不正ではない一般使用のアカウントであれば電話番号やメールアドレスの確認をするだけで通常通り利用できるので、ちょっと手間ですがスパムを減らすのに大変効果的だと考えられています。
導入は今年中と開始時期がはっきりしないものではありますが、これでTwitterがより安全に、快適に利用できるようになるのであれば、歓迎されるべき対処だと考えられるでしょう。
まとめ
一般利用者の中にも、匿名性を盾に嫌がらせ行為やスパムと似たような行動をとる人がいますから、こうした自動判別である程度そういった人の行動も抑止できれば一石二鳥ですね。
ちなみに徐々にTwitter側の強化が進められているようで、ともぞう氏は新ブログのために作ったツイ垢を、「電話番号を入力しなかった」という理由で即凍結されたそうです。