歩いている時に人とぶつかってしまい、スマホが落ちて壊れたと言われたらあなたはどうしますか?
恐喝ではなく代替機の購入費の代金を無心
街なかや駅構内を歩いている時に人とぶつかって、手に持っていたスマホを落としそうになった…または落としてしまった経験ある人いますよね。
それを利用して詐欺行為を働いていた男が、昨日逮捕されました。
行為としてはあるあるな話なのですが、男は事前に「液晶画面にひびの入ったスマホ」を用意。
商業施設などで歩行者に故意にぶつかりスマホを落として、あたかもぶつかったことでスマホが壊れてしまったとアピールする訳です。
さらにここで「どうしてくれるんだ?」と恐喝する当たり屋かと思いきや。そこが巧妙でこの男は「壊れたスマホの代替機を購入するので金を貸して欲しい」と5万円を要求するそうで…
しかも事前に用意した写真付きの証明書をコピーした紙を持っており、翌日には返済すると記載し「借用書」とすることで、信用させていたそうなんです。
いやいや、そんな見ず知らずの人にお金を貸す人なんている訳がないと思ったのですが、逮捕された男によるとこの手口で全国で100件以上の詐欺行為を働いていたとのこと。
ぶつかってしまってスマホが壊れたのがかわいそうと思ったのか、写真付きの証明書があるならと信用してしまったのかは分かりませんが、これだけ引っかかる人がいるとなるとよほど逮捕された男の口が達者だったってことなんでしょうね。
このようなスマホの「当たり屋」的な行為は産経ニュースによれば、繁華街を受け持つ都内の警察署への相談や110番通報は増えてきているとのこと。
多くは「修理代として1〜1.5万円」を請求するケースが多く、実際に支払ってしまったケースも多いそうです。
産経ニュースでは、もし自分が似たような状況に遭遇した場合には、「一緒に警察に行くよう促すか弁護士を通して後日、正式に請求するよう告げる」のがよいとのこと。
弁護士とはなかなかハードルが高い気もしますがとにかく1対1で対応するのではなく、第三者を入れて対応するなど頭には入れておきたいですね。