先日MVNOでも「繋がりにくい場合には解約できる」とする制度が導入されるとお伝えした格安SIMですが、乗換えの参考となる顧客満足度ランキングが発表されました。
主要15サービスの利用ユーザーに11の項目で調査
毎月の支払いがぐっと抑えられることから、皆さん一度は格安SIMにしようか考えたことありますよね。
最近では、時間帯によっては遅くなるという話もある「通信速度」を比較できるサイトが登場したとご紹介しましたが、それだけだとなかなか判断が付かないもの。
格安SIM26枚の通信速度を自動的に測定して公開するWebアプリ(Rails製)を作りました。https://t.co/NOyYIV5P0L
UQ mobile、BIGLOBEモバイル、mineo、LINEモバイル、IIJmio、ワイモバイル、楽天モバイルなど相当数をカバーしています。LinksMateは近日中に追加予定です。 pic.twitter.com/OpvQqtNDu9
— 格安SIMの管理人 (@kakuyasu_sim_jp) 2018年2月15日
一番知りたいのは実際に使っている人の生の声ですが、そんなユーザーの評価を顧客満足度としてまとめた調査結果をMMD研究所が公開していたのでご紹介します。
MMD研究所は「2018年3月格安SIMサービスの満足度調査」として下記主要格安SIMユーザーに調査を実施。(カッコ内は調査数)
- Y!mobile(n=150)
- 楽天モバイル(n=150)
- mineo(n=150)
- OCN モバイル ONE(n=150)
- UQ mobile(n=150)
- IIJmio(n=150)
- BIGLOBEモバイル(n=150)
- イオンモバイル(n=150)
- DMM mobile(n=150)
- FREETEL SIM(現楽天モバイル)(n=150)
- LINEモバイル(n=150)
- BIC SIM(n=150)
- nuroモバイル(n=100)
- NifMo(n=100)
- U-mobile(n=70)
総合的な満足度を聞いた結果、総合1位を獲得したのは「とても満足」と「やや満足」を合わせて85.4%となった『mineo』という結果に。
項目別の満足度を見ると、1位になっているのは「問い合わせ対応のよさ」「音声オプションの充実」の2項目だけなのですが、平均的に5位以内につけている項目も多くその結果が総合1位に繋がっているようですね。
とはいえ総合でも極端な差はついておらず、2位の「IIJmio」は82.0%、「OCN モバイル ONE」が81.3%となっており、全体平均でも71.3%と極端に特定のサービスが低いということはなさそうです。
ちなみに顧客満足度調査結果がそのままシェアに表れているかというと、そうでもなくMMD研究所が一緒に発表している2018年3月格安SIMサービスの利用動向調査によれば、シェア1位は「楽天モバイル」で22.2%となっていました。
顧客満足度調査では「とても満足」と「やや満足」を合わせて70.7%の「楽天モバイル」ですが、単純に顧客満足度=シェアという訳ではないようですね。
同調査によれば格安SIMの利用者は年々増えており、最新データでは10.1%となっており今後も増えていくと思われます。
その一方でサービスの数が多くどれを選んだら良いか判断がしづらいという面もあり、総務省が進める「実効速度の開示」などユーザーが判断しやすい情報はこれからも増えてほしいものであります。