iPhoneの「ロック解除のパスコードを何度も間違えると一定時間操作できなくなってしまう」…Touch IDなどが出てきてから久しく聞いてなかったのですが、間違い続けるとどうなるか皆さん知ってますか?
子供にiPhoneを預ける時には注意が必要
Touch IDやFace IDによるロック解除が主流になった今、滅多に見かけることがなくなったのが、ロック解除時のパスコードを5回間違えた時に出てくるこの画面。
この「iPhoneは使用できません」はパスコードを5回連続間違えた時に出てくる表示で、緊急電話を除き最初は1分間操作不能状態(ロックアウト)となります。
知ってるよーという方もいらっしゃれば、自分で使っていてパスコードを5回も間違えることがないので初めて見る…という方もいると思うのですが…
ここからさらに1分後、再度1回パスコードを間違えると次は5分間操作不能と徐々に、操作できない時間が延びていくんですね。
調べてみるとりんごの使い方さんの記事によれば、時間としては以下の様に操作不能からの入力の度に待ち時間が延びていくという訳。
- 6回間違える ⇒ 1分使用不可
- 1回間違える(通算7回) ⇒ 5分使用不可
- 1回間違える(通算8回) ⇒ 15分使用不可
- 1回間違える(通算9回) ⇒ 60分使用不可
- 1回間違える(通算10回) ⇒ 60分使用不可
※設定で「10回間違えたらデータ消去」をオンにしていた場合は、そちらが発動します。
そして、通算11回間違えるとiTunesに接続しないとどうにもならない状態となるようなんですが…
中国でとある女性が子供にiPhoneを使わせていたところ…気が付いたら画面には「iPhoneを使用できません。25,113,676分後にやり直して下さい」と表示されていたそうなんです。
桁が多すぎてもはや意味が分からないんですが、計算してみると…25,113,676分 ⇒ 418,561時間 ⇒ 17,440日 ⇒ まさかの47.7年!!
本来は11回以上間違えるとリカバリーモードのような画面になるハズが、どうやらそのまま「間違える ⇒ 時間が延びる」を繰り返した結果、このような時間になってしまったようです。
Cult of Macによれば画像の端末はiPhone 5でないかとのことなんですが、調べてみると確かに国内でも2012年辺りで似たような話題は出てきまして…
知恵袋ではiPod TouchやiPhone 4sなどで、なぜかニュースと同じようなとんでもない年単位のロックがかかってしまったという質問が結構でてくるんですよね。
そう考えるとTouch ID搭載前の機種でロック解除を間違え続けると、こういうことが起きるのかもしれません。
じゃあ古い端末だけの問題で気にする必要はないな…と言いたいところなのですが、ニュースのように知らぬ前に子供に触られて操作不能になる可能性もあります。
そいういう時のために、念の為覚えておきたいのが操作不能になった状態からの復帰の仕方。
これはAppleのサポートページで解説がされており、やり方は2通りあります。
1つは「iTunes でデバイスを消去してパスコードを削除する」という方法。
普段からiTuneで同期している場合はこちらの方法で復活が可能となっています。
- 同期したことのあるコンピュータにデバイスを接続します。
- iTunes を開きます。
- iTunes でデバイスが同期され、バックアップが作成されるまで、しばらく待ちます。
- 同期とバックアップが終わったら、「[デバイス名] を復元」をクリックします。
- iOS デバイスの復元中に「設定」画面が表示されたら、「iTunes バックアップから復元」をタップ
- iTunes でデバイスを選択します。各バックアップの日付とサイズを見比べて、適切なものを選択
もし一度も同期したことがない場合は、「リカバリモードでデバイスを消去してパスコードを削除する」しかありません。
- iOS デバイスをコンピュータに接続して、iTunes を開く
- デバイスを接続している状態で強制的に再起動する(端末により異なります)
- 「復元」または「アップデート」の選択肢が表示されたら、「復元」を選択
- 復元が終わるまでしばらく待ちます。終わったら、デバイスを設定してお使いになれます。
おそらくこれを実行するとまっさらになってしまうと思うので、iCloudで普段バックアップしてあればそこから復元することである程度までは元の状態に戻すことはできると思います。
できればお目に掛かりたくない「iPhoneは使用できません」の画面、子供に触らせる時、不用意な操作を避ける「アクセスガイド」を使うなど対策を取っておきたいものです。
2018.3.7 19:06
タイトルを修正いたしました。