世界でも1、2を争うスマホシェアを持つApple、初代iPhoneの登場は世界中に衝撃を走らせ、現在はおよそ13億台のiPhoneがユーザによって使われているそうです。
そんなiPhoneについて、「Androidよりも平均して2倍以上の寿命である」という研究結果が発表されました。
システム的にも長持ちしやすい
スマホ業界を2分化する存在でもあるiPhone、世界中のほとんどのスマホがGoogle社のAndroidを採用する中、自社の独自OSでシェアを守り続けられている唯一の機種ですね。
そのスマホには本体の劣化、あるいはソフトウェアサポートの終了によってある程度の寿命が用意されているワケですが、分析会社Asymcoの調査によって「iPhoneはAndroidよりも平均して2倍以上の寿命である」事が発表されました。
これはデバイスのアクティブ数や累積販売数との関係から独自計算されており、「あくまで平均的な値」ですが「iPhoneの寿命がおよそ4年3ヶ月である」事を説明しています。
この寿命の長さの要因の1つはもちろんiOSで、Androidが端末アップデートに対応するのが平均して2年程であるのに対し、iPhoneが4世代にまたがってアップデートを提供し続けている部分が大きいです。
もちろんコレは他のApple製品についても同様で、iPodやMac、Apple Watchといった様々な製品が平均して4年以上の寿命を持っている事が担当者によって語られました。
そして同様の調査をAndroidに行うと、平均して1年から2年程度しか寿命がない事が明らかになり、ソフトウェア的にもハードウェア的にもApple製品は長期利用を想定して作られている事がわかります。
この分析には「初期不良端末」や「機種変更後も使ってるかどうか(2台持ちなど)」等が加味されていないため、「製品の実際の寿命の上限と下限に誤差がある」可能性ももちろんあるでしょう。
しかし分析に用いられた数字は「利用率の実測値」なので、上記のようなイレギュラーを考慮したとしても調査結果にほほとんど影響がないだろうと考えられています。
まとめ
昨年末の「バッテリー問題」で「意図的に性能を低下させて次世代機購入を促している」なんて言われていましたが、そもそもAndroidの2倍以上の寿命を維持できているので、ソレは言いがかりに近いものだったのかも知れません。
製品寿命が長い事はユーザとって歓迎される要素でもあるので、Appleにはこれからも長期的に利用できる製品をリリースし続けて欲しいですね。