スマホが便利な理由の1つ「地図機能」、GPSやセンサーによってリアルタイムかつ正確な位置と方向を知れるため、車のナビ代わりにもなっていますね。
地図アプリはそれこそ無数にあるのですが、世界的にも有名な3つのアプリを調査した結果、なんとAppleのマップが一番正確だという結論に至ったそうなんです。
正確なApple、早いGoogle
Adobeのシニアマネージャーであるアルトゥール・グラボウスキ氏は、2017年の1年間自動車で移動する際、
- Apple Map
- Google Map
- Waze
の3つの地図(ナビ)アプリで実験を試みていました。
その実験とは「同じ目的地を指定、3アプリの結果を集計し調査」する事で、ルート内容や移動に必要な時間などを集計し、実際の移動時間と照らし合わせて「アプリの正確性」を確認しようというもの。
調査に利用した移動の内1/3は通勤だったそうですが、集計していると『Apple Map』だけが他の2つよりも平均して8%移動時間を長く見積もっている事に気づきます。
例えば『Google Map』と『Waze』がおよそ50分の見積もりを出した場合、『Apple Map』は54分かかると見積もるワケですね。
しかし『Apple Map』のルートを利用した場合、他のアプリよりも8%多く移動時間を見積もったにも関わらず、大体1%(50分の場合は30秒)ほど早く着く結果になっており、かなり正確に計算されている事がわかります。
この事についてグラボウスキ氏は、「利用満足度を向上させるため、予想時間よりも早く着くよう少しだけ長く見積もっている(意訳)」と説明。
Appleは地図アプリの設計において、「より早く着く」事よりも「より正確な移動時間」を提供する事を選択したと考えられますね。
彼は最後に、「早く着きたいならGoogle Map、正確な予想が欲しいならApple Map(意訳)」と締めくくりました。
まとめ
確かにタイトな移動ペースで出された結果よりも、多少余裕のあるペースで出された結果の方が、遅刻などの可能性も減ってユーザ満足度は高そうです。
彼が最後に言ったように、目的別でマップアプリを利用するのが一番良い結果を自分にもたらしてくれるのかも知れません。