アーティストのライブやスポーツの試合、ミュージカルや演劇などさまざまなチケットの売買ができるアプリ『チケットキャンプ(以下、チケキャン)』。
今月上旬、商標法違反や不正競争防止法違反の容疑で家宅捜査が入ったため「サービスの一時停止」が発表されていたのですが、今回なんとサービスが閉鎖されると報じられました…!
チケキャン、閉鎖へ…
『チケキャン』はあのミクシィの子会社である株式会社フンザが運営する、チケット売買サービス。チケット売買に特化したサービスということで人気を集める一方、「高額転売の温床では」という批判も多く集まっていました。
そんな声をうけてか今月1日、
- 1公演につき出品可能な枚数を4枚までに制限
- 本人確認を徹底
- 転売目的で不正に入手したと判断されるチケットについては対策を設ける
など高額転売への対策を発表し、さらに元値とかけ離れた値付けや、チケット販売直後の出品などは「転売目的」と見なして制限を検討すると言っていたのですが…。
それから約1週間後、兵庫県警が株式会社フンザを商標法違反と不正競争防止法違反の疑いで家宅捜索していたことが判明。そのため『チケキャン』では
- 新たな出品
- 新規会員登録
- 購入の申込み
などの主要サービスが停止していました。
商標法違反と不正競争防止法違反について詳しくは明かされていませんが、どうやらジャニーズ事務所の許可を得ずにチケキャン上で行われていた「ジャニーズ応援キャンペーン」と称したキャンペーンが原因と見られています。
詳しくはこちら⇛チケット売買サービス『チケットキャンプ』がサービス停止!その原因は…
さてそれから約半月、チケキャンは現在も主要サービスを停止したまま。いつ復活するのか待っていた方も多いと思うのですが、なんと本日サービスの閉鎖が報じられました(;´Д`)
なんでも警察の家宅捜査は現在も続いており、さらにフンザの創業社長が辞任の意向を伝えたそうで、その中で「サービスの再開は難しい」とミクシィが判断した模様。
本日開かれる取締役会で正式に決定するとのことですが、早ければ来春にも閉鎖すると伝えられていますよ。
ミクシィは「閉鎖の報道は当社が発表したものではない」としながらも「今後のサービス継続の是非について検討していることは事実」と述べています。
チケット売買に特化したサービスということで利用者も多かったチケキャン。高額転売の対策もいよいよ…という時だったので残念に思えてしまいますね。
音楽系4団体が定価でチケットをやり取りできるサイト「チケトレ」も問題があるようですし…。高額転売対策がなされた新たなサービスが登場することを期待したいですね。