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大手キャリアによる「格安SIMいじめ」が横行?総務省が競争施策を見直しへ

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総務省が発表したところによると、格安SIM(MVNO)の契約数が初めて1,000万台の大台を突破したとのこと!

ユーザーにとっては選択肢が増える一方、大手キャリアによる「格安SIMいじめ」の声もあるようで…一体どういうことなのでしょうか?

着実にユーザーを増やしている格安SIMだけど…

総務省は先日「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ」を発表しました。それによると、携帯電話の契約数は1億6,534万で、そのうちLTEの契約数は1億1,065万だそう。

そして大手キャリアから回線を借り、月額費用をかなり抑えたサービスを提供しているMVNOの契約数は、調査開始以来初めて大台の1,000万台を突破し1,012万件(※1)に。なんと前年同期比33.6%だそうですよΣ(゚Д゚)

※1:提供している契約数が3万以上のMVNOからの報告をもとにされた数値です

ちなみにこの1,012万件というのは、auの「UQモバイル」、ソフトバンクの「Y!mobile」など大手キャリアが運営しているMVNOを除外した「独立系MVNO」のみの数値となっており、これを含めると1,768万台となるとのこと。

現在MVNO事業者は計753。単純計算で1事業者あたり1.34万件なので、やはり大手キャリアのMVNOが圧倒的に強いことが分かります。

というのも、独立系MVNOの7月〜9月の純増数は前年同期比で30万件減の50万件。それに比べ、auのUQモバイルは今年3月からの半年間で約70%増の約60万件。

そしてソフトバンクのY!mobileの契約数は現在200万件と独走状態です。

独立系MVNO事業者からは「回線利用料が高い」という声や、「大手キャリアは自社MVNOの通信速度を、独立系MVNOより速くしている」という批判も寄せられているそう。

大手キャリアは通信回線網を自社で所有し、相当の費用をかけてきたことは間違いありません。しかし自社サービスだけを優遇し、回線利用料をとっているのにいじめとも言える速度低下を意図的に行っても許されるのでしょうか。

総務省はそういった動向を受け「スマートフォン市場の競争政策の見直し」に着手したそうです。

独立系MVNOが広がらなければ競争がなくなり、料金が高止まりする可能性大。そうならないためにも総務省には頑張っていただきたいですね。

ライターのひとこと

最近大手キャリアの良い話がまったく聞こえてきません。社会インフラとして、そろそろ改革が必要なのではないでしょうか。

LINEMOLINEMO
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