ついにベゼルレスとなり特徴でもあったホームボタンを排したiPhone X、サイズはiPhone 8 Plusよりも小さく同じような画面面積を獲得しました。
そんなiPhone XはiPhone 8 Plusと同等のバッテリー駆動時間であるとAppleが公式発表しているのですが、どうも環境によっては最大2時間ほど差が生まれるようです。
iPhone Xの方が電源消費が激しい?
iPhone 8/8 Plusと同時発表ながら様々な新機能を手に入れたiPhone X、先行して発売されたiPhone 8/8 Plusよりも売れているとの話を聞きますね。
iPhone XはiPhone 8 Plusとほぼ同等のバッテリーを搭載しているのですが、どうも状況によっては最大で2時間も駆動時間が短くなってしまうようです。
最近充電を100%にしたiPhone各機で、画面輝度を半分にした状態で外部オーディオ機器で音声出力し、ローカル保存してある動画を充電がなくなるまで再生する、というテストが行われました。
Appleが公表している性能ならiPhone Xと8は13時間、iPhone Plusは14時間再生できるはずですが、平均結果は下記のようなものに。
- iPhone 8 :13時間30分
- iPhone 8 Plus:13時間45分
- iPhone X :11時間27分
iPhone XがiPhone 8/8 Plusに比べ2時間以上再生時間が短く、公式発表である13時間を1時間半近く下回っている事がわかります。
iPhone XにはiPhone 8 Plusの2,691mAhよりも若干容量が大きい、2,716mAhのバッテリーが搭載されているのですが、このような結果になった事からかなり消費電力が大きい事が伺えますね。
この実験ではiPhone Xの独自機構である「TrueDepthカメラ」や端末のスピーカー、通信回線が利用されていない事から、OLEDディスプレイが原因の可能性も示唆されています。
省エネ省スペースを謳われているOLEDではあるのですが、もしかしたら思ったより省エネではないのかも知れません。
まとめ
新規採用の技術ですからまだソフトウェア側での制御が完璧ではなく、必要以上に電力を消費している間も否めないのですが、公式発表よりも1時間半近く駆動時間が短いというのは、それはそれで問題のような気もします。
他のハイエンド端末が同様のテストで17時間稼働している事も確認されており、バッテリー問題についてはまだしばらくAppleの劣勢は続きそうですね。