かみあぷでは定期的に架空請求や振り込め詐欺、フィッシングサイトなどを取り上げていますが、今回は消費者庁が注意喚起している「Yahoo!を装った架空請求」についてご紹介します。
その手口はSMSを使ったものとのこと。騙されないよう、どういったものなのか知っておきましょう!
消費者庁が注意喚起する架空請求
今年1月以降、架空請求に関する相談が各地の消費生活センター等に寄せられているそうで、消費者庁が注意喚起するに至りました。事例としては、
- 未納料金を滞納しております。ご連絡なき場合は法的手続に移ります。
- 会員登録の未納料金が発生しております。本日中にご連絡がない場合、法的手続きに移行します。
などと書かれたSMSがスマホ(携帯電話)に届くそう。
そしてそのSMSに書かれている事業者名称が
- ヤフー
- ヤフーサポートセンター
- ヤフージャパン
- ヤフーカスタマーセンター
など、Yahoo!を騙るものが多かったとのことです。
SMSには電話番号も記載されており、不安に思ったユーザーがその電話番号に電話をかけてしまうと…
- 「お客様は1年間のヤフーのご利用にあたって、料金を◯万円滞納されています」などと実在しない未納料金の支払いを求めてくる
- 「一度お金を払えば、携帯電話の誤作動の場合は保険が利きますので、後日全額お返しします」などと言い、支払いを促される
- 支払手段として多くの場合、Amazonギフト券等を◯万円分コンビニで購入して、その番号を伝えるように指示される
と、お金を騙し取られてしまうことに。
しかもこれだけでは終わらず、詐欺師は「他のインターネットサービスでも未納している料金がある」などと言い、さらにお金を支払うよう求めてくるそうですよ…。
消費者庁によれば、Yahoo!は同社の有料サービスの料金未納者への連絡にSMSを利用することはなく、未納料金の支払方法としてギフト券を購入させてその番号を連絡させることもないとのこと。そりゃそうですよね…。
典型的な架空請求ですし、これまでさまざまな事例を見てきているかみあぷ読者の方が騙されることはまずないと思いますが、友人や家族など、インターネットに疎い人は焦ってしまって引っかからないとも限りません。
怪しげなSMSが来ても絶対に反応しないよう、ぜひ教えてあげてくださいね。