AR機能実装のためにAppleが公開したARKit、ゲームアプリやなんかに実装され始めてはいるものの「すごい!」と驚かれるようなアプリはまだリリースされていませんね。
しかし先日公開されたとあるツールアプリは、「(実用性は別として)すごい!」と思わせるようなARKitの使い方をしており、世界中で注目が集まっています。
まるで近未来映画のワンシーン
12月5日に公開されたツールアプリ『TweetReality』、名前の通りTwitterクライアントアプリでAR機能を実装したアプリとなっています。
「TwitterでどうやってAR機能使うの?」と疑問しか浮かばないのですが、実はこのアプリ実用性は全くないけど面白いARKitの使い方をしているんです。
このアプリは「目の前の現実世界にTwitterを表示させる」というアプリで、上記動画を少し見ればわかりますが実用性はほぼ皆無と言えます。
しかしその映し出された映像は近未来映画のARツールそのもので、文字が小さすぎて読めないといった問題や、リンク先を開けないといった問題があるものの、エンターテイメントとしてはなかなか面白い発想ですね。
実はこのアプリ、開発者によると「ARグラスが発売された際のTwitterアプリのプロトタイプ」だそうで、Appleが開発中と噂されているARグラスに実装するための試験なんだとか。
確かにARグラスを装着してこの画面を見ていると思えば、もしAppleがARグラスをリリースした際にこのような表示のツールアプリが多数リリースされるのかも知れませんね。
Apple製のARグラスが開発中なのか、いずれリリースされるのかは不確かなものですが、こういった未来が想像されていると思うと楽しい部分もあります。
このアプリは試験段階でまだまだ問題も山積み、対応していない標準機能も多く使い物にはならないのですが、ARグラスがリリースされる頃には最先端のアプリに変貌しているかも知れませんね。
まとめ
筆者はこのアプリを見て、2002年に公開されたSF映画『マイノリティ・リポート』で主演のトム・クルーズが、AR表示された資料を調べるシーンを思い出しました。
上記映画の舞台は2050年くらいの未来を舞台にしたものでしたが、映画のような世界がすぐそこまで来ているのかも知れませんね。