多様化によりどんどん巨大化してきたスマホコンテンツ、スマホ自体のストレージの必要量も必然的に増え続けたためiPhoneも世代を追う毎に容量の大きなモデルをリリースしてきました。
現在スマホ業界での内部ストレージ最大容量は256GBが限界だったのですが、なんとサムスンが512GBのスマホ向けストレージを開発したとして注目を集めています。
体積はそのままに容量2倍
スマホのコンテンツがどんどん大容量化する事に伴って、スマホそのもののストレージ容量もより大きなものが求められるようになっていますね。
iPhoneも徐々に容量モデルを更新しており、現在最新機種であるiPhone 8/8 Plus/Xでは256GBが最大容量、各モデルの最大容量は下記のように増加していきました。
- iPhone:16GB
- iPhone 3G:16GB
- iPhone 3GS:32GB
- iPhone 4:32GB
- iPhone 4S:64GB
- iPhone 5:64GB
- iPhone 5s:64GB
- iPhone 6:128GB
- iPhone 6s:128GB
- iPhone 7:256GB
- iPhone 8:256GB
- iPhone X:256GB
iPhone 8から最大容量モデルに512GBモデルが登場するといった噂もあったのですが、残念ながらリリース当時にはまだスマホ向けの512GBストレージ技術は確立していなかったようで、512GBモデルが登場しなかった事に肩を落としたユーザも多かったそうです。
しかしこの度、サムスンが512GBのスマホ向けストレージの開発に成功し、現在量産を開始していると発表しました。
サムスンが発表した「Samsung 512GB eUFS」は、なんと今まで最大容量であった256GBのフラッシュストレージと同じ体積でありながら2倍の容量を獲得する事に成功しており、512GBモデルの端末をリリースするために端末内部の物理的許容量に悩まされるという心配がなくなる優れもの。
しかも読み書きの速度も格段に向上しており、発表によれば読み出しが860MB/秒、書き込みが255MB/秒という驚異的なもので、およそ5GBあるフルHDの映画をたった6秒で全て読み込む事ができるスピードです。
すでに量産を開始しているとの発表があるので、早ければ来年初頭に内蔵ストレージ512GBのスマホがリリースし始める可能性があります。
コンテンツの大容量化に伴いスマホの避けられない問題となっているストレージ不足、iPhoneもこのストレージを採用し512GBモデルがリリースされる事を多くのユーザに求められているのかも知れませんね。
まとめ
この発表でAppleがどう動くのかはまだわからないですが、来年のWWDCで発表される新しいiPhoneに512GBモデルがラインアップに追加されるのはかなり濃厚な気がします。
筆者はミュージックと電子書籍だけ(しかもある程度選別済み)でiPhoneの容量の80GBを消費するようなユーザなので、512GBがリリースされれば心置きなくコンテンツを保存できそうで嬉しいのですが、みなさんはiPhoneの512GBモデル欲しいですか?