肌身離さず持ち歩くiPhone。外出先でバッテリーが切れないようモバイルバッテリーも常に携帯している方も多いと思いますが、欲を言えば「モバイルバッテリーが要らないぐらい、iPhoneのバッテリー持ちを良くして欲しい」ですよねw
もしかしたらそんな願いが近いうちに叶うかも。Appleが「バッテリー管理チップ」を自社開発製に変えるかもしれないというニュースが入ってきましたよ!
ソフトウェアとハードウェアの融合
これまではイギリス企業Dialog Semiconductorに「バッテリー管理チップ」の製造を任せていたAppleですが、2018年の早い時期にも自社開発製のものに切り替えるのでは…と報じられています。
この「バッテリー管理チップ」とは、iPhoneの充電機能やバッテリー管理、そしてエネルギー消費を制御するもの。
もちろんDialog Semiconductor社製チップの品質が悪いということではありませんが、Apple製となればこれまで以上にソフトウェアとハードウェアが融合し最適化できる=バッテリー持ちも良くなると考えられます。
なんでもApple製のバッテリー管理チップは数ある中でも「最も優れたチップ」だそうで、さまざまなコンポーネントの消費電力をより監視・制御できる処理能力を持つため、消費電力も少なく、優れたパフォーマンスを発揮するとのこと。
う〜ん、これはかなり期待できそうです…!
となると気になるのがそのチップの搭載時期ですが、NIKKEI ASIAN REVIEWによると
- 2018年からバッテリー管理チップの一部、もしくは約半分を自社開発のものに変える
- すでに製造は行われているが、搭載は2019年に遅れる可能性がある
という情報を関係者から得ているそう。
少なくとも2019年のiPhoneは確実にApple製バッテリー管理チップを積んでいるということになりそうですね!
ちなみに…Dialog Semiconductor社は現在、iPhoneだけでなくiPadやApple Watch用のチップの設計・製造をしており、収益の74%がAppleによるものとのこと。
これが失くなるとDialog Semiconductor社は大打撃ですね…「Appleがチップを自社開発か」と第一報が報じられた時、株価は19%も下落したそうです。
ユーザーとしては期待するバッテリー持ちの改善ですが、その影ではこのような影響もあると考えるとちょっと複雑な気持ちになりますね…(;´Д`)