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iPhone Xはユーザの顔をどう捉えてる?専門家が実際の生データを再生

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iPhone Xより新たに実装された生体認証であるFace ID、Appleの公式発表では他人に突破される可能性は100万分の1だそうですが、チラホラ他人での解除成功例がネット上に上がってきていますね。

Face IDに使われる顔のデータは一体どのようなものなのか、専門家の方がiPhone Xから生のデータを取り出して公開していました。

思ったよりも荒い?

iPhone Xから搭載されたFace IDは、「TrueDepthカメラシステム」という新しい機構を搭載する事により、理論上他人が解除できる確率を100万分の1まで抑えた顔認証システムです。

Touch IDは5万分の1とアナウンスされており、その精度は単純計算で20倍も上がったワケですが、果たしてiPhone Xはどのような形で私たちの顔を認識しているのでしょうか?

Appleの説明では3万以上の目に見えない点を顔に照射して深度マップを作成し、赤外線によって読み取ったイメージを組み合わせる事で顔を認証しているとの事で、どうやら一般的な画像のような捉え方はしていない様子。

ゲーム会社であるHatchlingsの創立者ブラッド・ドワイヤー氏は先日、このiPhone Xが捉える我々の顔情報の1つである深度マップを解析、その生データを可視化したものをTwitterで公開しました

なんか思っていたよりも結構雑に見えるデータで、この表情のせいかちょっとしたホラー画像にも見えなくない代物になっていますね…

さすがに見た目が荒いと思ったのか、ドワイヤー氏は余計な部分を人為的に削除したデータも公開。

何と言うか…LEGOブロックで作った超でかい顔のような印象を受けるのですが、「きっと3Dゲームキャラさながらの綺麗なマスクを生成している」と思っていただけに、ちょっとガッカリしてしまいました。

まぁそもそも生体認証に利用するデータで本来可視化して人に見せるモノではないので、要点を抑えていればこのようなちょっと怖い深度マップでも問題ないのかも知れません。

まとめ

残念ながらもう一方の「赤外線によって読み取ったイメージ」については確認することができなかったのですが、おそらくモノクロ調の写真のようなデータかと思われます。

この2つのデータを数学的なコードに置き換えて鍵にしているので、こう言った生データが抽出できた所でFace IDを突破する事は暗号鍵を知らない限り不可能なのですが、それでもAppleにはこのデータも出力できない仕様にして欲しかったですね。

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