メルカリユーザー4人が逮捕されました。容疑は出資法違反。
少し前に話題になった「現金出品」が犯罪行為とみなされたようですね…。
現金出品で4人が逮捕される
今年4月頃、メルカリは現金出品について「多くのユーザーから要望があり、出品を可能とした」とし、その後現金の出品が相次ぎました。
かみあぷでもご紹介しましたが、3万円が35,800円で、10万円が118,000円、20万円が243,000円など、実際の現金よりも高い金額が付けられ出品されており…。
これがまかり通るはずもなく、マネーロンダリングに繋がるのでは?と問題視され、メルカリは現金出品を再度禁止にしました。
その後もメルカリの運営側とユーザーでいたちごっこが続いていましたが、裏では警察も動いていたようです。
千葉、秋田、京都の3府県警は「額面以上の価格で現金を販売し、法定利率の上限を超える利息を受け取った」として、出資法違反の容疑で4人の男女(33歳〜60歳)を逮捕しました。
そのうちの1人の容疑者は、昨年8月から今年7月にかけて、計10回、現金25万円を約31万円で販売していたとのこと。これは法定利率(年20%)の約5倍(!)
また、他の容疑者も、
- 21万5,000円を28万円で
- 32万円を40万円で
- 44万円を50万円で
販売した疑いがあるそうです。
ちなみにメルカリの広報担当者はこの件に対し、「当社のサービスを悪用して本件のような事案が発生したことは遺憾。再発防止に取り組みます」と話しているそうですが…。
もちろん違法性のある出品をした人が悪いのは間違いないのですが、メルカリはなぜ現金出品を一時でも認めたのか、現金出品を認めることで「違法性がある取引が行われる可能性があるかも」とは考えなかったのか…と思ってしまいますね…。