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賛否ありそう…Googleがストリートビュー充実のために羊を利用

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The Washington Post

まるでその場にいるような臨場感を味わえるGoogleマップのストリートビュー、目的地の外観を確認できるなどとても便利な機能ですね。

ストリートビューは基本的に専用の車を利用して撮影されているのですが、この度とある動物を利用して撮影が試みられました。

羊を利用して撮影

デンマークの自治領であり北大西洋にあるフェロー諸島は、豊かな自然と伝統音楽、伝承などが特徴の人口5万人ほどの島。

中世から羊の放牧が行われ、その数は人口の2倍近い9万頭はいるとされるのですが、その羊がストリートビューの撮影に一役買いました

フェロー諸島は非常に高低差の多い地域で、人里を離れるとそれは綺麗な山岳を拝めるのですが、基本的に専用車両で撮影するストリートビューの撮影は非常に困難を極めます。

そこでGoogleは、羊の背中に太陽電池ネルと360°カメラをセットで装備させ、なかなか車や人では到達できない場所の撮影を試みました。

フェロー諸島の羊には天敵となる捕食者がいないため群れる事が少なく、撮影に成功した映像にはほとんど他の羊は写っていません。

そして絶景とも言える多数のストリートビューの撮影に成功、フェロー諸島観光局のキャンペーンとしてこのストリートビューは公開されました。

人がなかなか踏み込めない場所のストリートビューは確かに素晴らしい景色だったのですが、なんだか羊が可哀想な気もしなくもないですね。

もしかしたら今後Googleは、現地の動物たちを利用したストリートビュー撮影を充実させていくのかも知れません。

まとめ

ちなみにこのキャンペーンによって今年のホテルの予約数が10%ほど増えたそうで、なかなかの経済効果を生み出しているそうです。

動物の背中に機器を乗せる事に賛否はありそうですが、これからもっとストリートビューは地球の隅々まで撮影を試みていくのでしょう。

LINEMOLINEMO
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