発売される前から懸念されていた「OLEDのデメリット」が、iPhone Xに現れているかも知れません。
iPhone Xを購入した一部ユーザの中に、「iPhone に消えない縦線が表示される」と報告している人が日本を含む世界各地で確認されているようです。
OLEDの電気的欠陥?
歴代iPhoneと異なり「OLEDディスプレイ」を採用したiPhone X、その綺麗な発色と省スペース省エネルギーな構造は、多数の機能を新搭載したiPhone Xになくてはならない存在。
そんなiPhone Xのディスプレイに、箱から出して間も無く消えない緑色の線が表示されるという不具合が発生しているようです。
@AppleSupport my iPhone X already has an issue.There is a green bar along the right hand side of the phone.Restart doesn’t fix. Known issue? pic.twitter.com/Hp3HKhVMfs
— mix0mat0sis (@mix0mat0sis) 2017年11月7日
現在少なくとも世界中で25人のユーザが何かしらの方法でこの不具合を報告しており、割合は非常に少ないものの「初期不良」としてAppleも認識している模様。
この不具合が発生した場合、Appleに電話やオンラインチャットで連絡することで無償交換してくれるとの事です。
この不具合でパッと思い浮かぶのがOLEDに多い不具合のバーンインですが、この不具合がバーンインなのか他の現象なのかはハッキリしていません。
専門家によれば、「iPhone XのOLEDのダイヤパターン特有の問題」らしく、どうも表示パターンの構造の関係で緑色の部分に余計な電圧がかかってしまう可能性がある模様。
上記画像パターンが「iPhone XのOLEDのダイヤパターン」なのですが、赤色と青色の部分は直線的に同色の部分に繋がる事はないものの、緑色だけは縦方向に一直線に繋がるパターンが存在しているのがわかります。
数百万台に25台というかなり小さな規模の不具合ですが、やっと届いたiPhone Xにこの線が表示されていたら、がっくりと肩を落としてしまうのは仕方のない事でしょう。
まとめ
不具合の発生率的にもテストで見つけるのは非常に厳しいとの意見もあり、致命的ながらもApple側で完全に除外するのは今後も難しそうです。
もし届いたiPhone Xにこの線が表示されてしまっていた場合は、焦らずAppleの電話かチャットに問い合わせて、無償交換してもらうようにしましょう。