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iPhone Xには「初代iPhoneに採用されていた技法」が!?iFixitが分解レポートをリリース

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iFixit

世界中のユーザへ届けられ始めているiPhone X、ハードウェアに大幅な変更が加えられ様々なメディアでその使用感などが伝えられていますね。

そんなiPhone X、修理・分解でお馴染みのiFixitが早速分解し、レポートを公開していました。

まったく新しいロジックボード

見た目にも機能的にも様々な変更が加えられたiPhone X、価格もかなりのビックリ価格でしたが、中身もなかなかビックリする作りになっていたようです。

修理・分解でお馴染みのiFixitがiPhone Xの分解レポートをリリースしたのですが、そこには初代iPhoneにのみ採用されていた技法が復活していた事もわかりました。

iPhoneの分解でまず初めに気になるのがバッテリー、噂では「L字型バッテリー」と言われていましたが、実際は「L字型に配置された2つのバッテリー」でした

容量は2,716 mAhと、iPhone 8 Plusの2,691mAhとほぼ変わらない容量となっているようです。

次にロジックボードですが、今までのiPhoneにみられたロジックボードとは異なり、1枚の基盤に各種機能を詰め込むのではなく、2枚の基盤に各種機能を振り分けサンドイッチ状にするという新しい方法に切り替わっていました。

この方法は従来の70%のスペースで135%の面積を確保でき、ハードウェア的に多数の機能を追加したiPhone Xの厚みを抑えるのに非常に役立っているそうです。

元々この技法自体は初代iPhoneで採用されていたもので、10年前とは精度など異なるものの目的(基盤面積を省スペースを維持しつつ増やしたい)は同じであり、10年かけてやっと実用化に至った、という印象を受けます。

ただしサンドイッチ状にするために半田付けで固定されているため、ボードの修理は非常に困難ないし場合によっては不可能なレベル、となっている模様。

またFace IDを利用する上で欠かせない「TrueDepthカメラシステム」ユニットは、思った以上にコンパクトにまとめられていました。

ユニットの生産難航や組み立て問題によって生産台数が少ないと噂されていた割にはスッキリしており、生産難航は他の要因な気もしてくるほどです。

まとめ

iPhone Xの内部は本当に隙間なくギッチギチにパーツが詰め込まれており、新しいハードウェアや技術が搭載された点から見ても高額になってしまったのは仕方がないように感じました。

サンドイッチ状のロジックボードやL字型に組まれたバッテリーで修理はかなり難しくなりそうで、もしかしたらサードパーティ修理店では、iPhone Xの修理のみお断りがしばらく続くような気もします。

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