ハードウェア的に大幅な変更を加えリリースされたiPhone X、Face IDなど新しい機能も加わり世界中で注目を集めていますね。
そんなiPhone X、実は2018年に登場予定だった事がApple役員から明かされました。
異例が多いiPhone X
ついに発売を迎えたiPhone X、発表時から心待ちにして言いた人は世界中にいたかと思います。
iPhone Xはハードウェア的にかなり変更が加えられた機種なのですが、それ以上に異例の多いiPhoneでもありますね。
例年的に毎年発表されるiPhoneはサイズ感は違えど1シリーズ、ナンバーも前機種から引き継ぐのが通例で、同時発売が基本です。
ところがiPhone Xは年内に発表される2シリーズ目のiPhoneであり、しかもナンバリングが次の「9」ではなく「10」で、かつ「X」表記(以前の異例はiPhone 5c)で、発売日は1ヶ月以上も遅れました。
これらについては「iPhone誕生10周年」が関わってくる所ではあるのですが、そもそもiPhone Xが「2018年に発売される予定だった」と、Appleの上級副社長ダン・リッキオ氏が明かしています。
どうも2018年発売を2017年発売に前倒しする必要が出てきて、2016年11月の時点でiPhone Xのデザイン構想を完成させる必要があり、噂にあった「埋め込み式Touch ID」や「サイドや背面でのTouch ID」は考える余地すらなかったとの事。
2018年のモデルがiPhone 9で、同時発売のプレミアムモデルとしてiPhone Xが出るのであれば、ナンバリング的には納得がいきますね。
2016年11月の時点で「Touch ID削除」が決定し「Face ID搭載」が確定していたiPhone X、1年も発売を前倒しした最先端技術の精度が気になるところです。
まとめ
前倒しした理由については明かされませんでしたが、この前倒しによってハードウェア部門には相当なプレッシャー(そもそもiPhone 8も同時開発)がかかっていた事が分かります。
最新技術の前倒し投入によって業界をリードしたいApple、パーツ供給不足といった問題も生み出してしまいましたが、その注目度は過去最高と言えるでしょう。