ついに発売されたiPhone X、製造難航の問題からかカラーリングが2色しか用意されておらず、今までゴールドモデルを使っていた人の中にはガッカリした人もいたようです。
そんなiPhone X、もしかしたら「硬質金」で作られたモデルがリリースされるかも知れませんよ。
メッキではなく合金
特にカラーリングが多かったiPhone 7とは異なり、iPhone 8は3種類、iPhone Xは2種類と大幅なカラーリング削減がされましたね。
ある意味以前の状態に戻ったとも言える大胆な減色だったのですが、もしかしたらiPhone Xは後から「硬質金」モデル、いわゆるゴールドカラーモデルが登場するかも知れないんです。
先日Appleは「筐体を硬質金で作る」特許、ざっくり「メッキ加工じゃなくて合金化して素材そのものに金色を付与」する技術を公開しました。
例えばiPhone 7シリーズはカラーリングが多いわけですが、あくまで表面加工(メッキやアルマイトなど)によってカラーリングを追加しているため、傷が付くと地の銀色が露出してしまいます。
今回取得された「筐体を硬質金で作る」特許の場合、素材となる金属そのものに金を合金素材として追加し、特殊なプロセスを経て結晶化させる事で鮮やかな金色を出す事ができる模様。
また合金化する過程で他の素材を追加する事で、例えば「レッドゴールド」「ピンクゴールド」「プラチナ」「グリーンゴールド」「パープルゴールド」といった、様々なカラーリングを素材の地の色で表現できるようになります。
iPhone 7からごっそりカラーバリエーションが減ったワケですが、もしかしたら後々「iPhone 8 レッドゴールドモデル」とか、「iPhone X プラチナモデル」とかリリースされるかも知れませんね。
何と言っても素材の地の色なので、摩耗や傷ついても銀色が露出しなくなるというのはなかなか嬉しい技術だと思います。
まとめ
とは言えあくまで特許取得なので、実際にこの技術が製品に採用されるのかは不確かな所ですが、傷ついても塗装がハゲないというのは金属筐体の製品にとってかなりプラス評価になるポイントかと思います。
歴代iPhoneは大事に使っていても磨耗で塗装がハゲるのが常でしたから、是非ともAppleにはこの技術を様々な製品に採用して欲しいですね。