今年の6月29日で販売10周年を迎えたiPhone、日本での発売は2008年のiPhone 3Gからですが、初期の頃から利用している人にはかなり感慨深いものがあるかと思います。
この生誕10周年を記念して、ITメディアのBloombergとiPhone分解でおなじみのiFixitが共同でおもしろいページを公開しました。
歴代ナンバリングiPhoneの進化
この10年間でiPhoneはソフトウェア的にもハードウェア的にも目覚ましい進化を遂げてきたワケですが、この度ITメディアのBloombergとiPhone分解でおなじみのiFixitが共同で非常におもしろいページを公開しました。
そのページとは「歴代ナンバリングiPhoneの中身を見られるページ」で、並べられたiPhoneにカーソルを合わせると「当時のiPhoneの中身が見える」仕組みが施されています。
掲載機は「(初代)iPhone」「iPhone 3G」「iPhone 3GS」「iPhone 4」「iPhone 5」「iPhone 6」「iPhone 7」「iPhone 8」「iPhone X」の9種類。
「(初代)iPhone」の中身は今では考えられないほど雑な作りで、「搭載したいパーツをどうにか詰め込んだ」印象があり、アメリカなど6カ国で販売されました。
その翌年に発売された「iPhone 3G」は荒さは残るものの、パッと見は小型のPCといった感じの中身になり、上記の6カ国に加えて日本を含む22カ国で発売される事となります。
処理能力が2倍になりビデオ通話などを搭載した「iPhone 3GS」は、「iPhone 3G」でむき出しだった基盤をプレートで保護し、耐久性にも着目し始めている事が見て取れますね。
そして「両面ガラス」という今までに無いデザインを採用した「iPhone 4」、現在のモデルにかなり近いパーツ構成になり、当時ではかなり注目を集めた高精細ディスプレイ「Retinaディスプレイ」を搭載しました。
以前の機種のサイズ感を打ち破った「iPhone 5」では、今まで多少の余裕があったスペースに、ギッチギチになるまで部品を詰め込んでいますね。
そのままさらに巨大化を遂げた「iPhone 6」、全体のサイズ巨大化に伴いバッテリーも物理的に巨大化しましたが、「iPhone 5」と比べてそこまで変化がないように思えます。
イヤホンジャックの廃止や防水機能などを実装した「iPhone 7」は、フチに防水用のパッキンシールが見られるものの、「iPhone 6」の時同様そこまで目新しい変化は見られませんね。
そして最後の「iPhone 8」、外観こそ「ワイヤレス充電」の為に「iPhone 4s」以来の両面ガラスになりましたが、「iPhone 7」との変化はほぼ見受けられないレベルで同じでした。
まとめ
「(初代)iPhone」〜「iPhone 5」までは素人目に見てもかなり変化している事がわかりますが、最適化されたのか「iPhone 6」以降はほとんど変化がなくなってしまいましたね。
残念ながらまだ「iPhone X」の中身は表示されないのですが、「iPhone X」発売後はiFixitにより分解・更新され、「ベゼルレス」や「Face ID」部分も含めてかなり中身が変化するものと考えられています。