ここ数年映像分野にも注力しているApple、CMなどに使っている動画製作費用は10億ドルとも言われています。
Appleは最近「Planet of the Apps」というアプリ番組を製作・公開しているのですが、一般的なTV番組制作も視野に入れているのかも知れません。
SFドラマのリメイク権と製作施設
今年6月からAppleは「Planet of the Apps」というアプリ番組を制作・公開しており、映像分野にもかなり興味がある事が伺えます。
この番組は審査員やVC(いわゆる投資会社)に独自のアプリをプレゼンし、成功すればVCから資金提供を受けられるというもの。
スマホやアプリを手がける企業のTV番組としてはかなり理にかなった納得いくものなのですが、なんとAppleは一般的なTV番組も視野に入れている可能性が浮上してきました。
先日Appleは、「E.T.」や「ジュラシック・パーク」で有名なスティーブン・スピルバーグ氏が製作総指揮を務めた人気SFドラマ、「世にも不思議なアメージング・ストーリー(原題: Amazing Stories)」を1話あたり500万ドル(約5億2,000万円)以上支払ってリメイクする契約をしたと報じられました。
「世にも不思議なアメージング・ストーリー」は全部で45本のストーリーがあり、スピルバーグ氏が原案だった作品は19作品となっていますが、このうち10作品(どのタイトルかは不明)をリメイクする模様です。
SFドラマとは言いましたが日本でいうTVドラマではなく、どちらかと言えば放送時間2時間とかのスペシャルドラマや映画に近いもののようですよ。
またこれに連動してかAppleは映像制作施設を探しており、先日ロサンゼルスの映画小道具会社が所有する倉庫に目を付けたと、不動産関係者の話によって明らかになりました。
関係者によれば倉庫の持ち主である映像会社、Culver Studiosに「Appleのオリジナルコンテンツ制作を委譲する」話もあるそうで、もしかしたら制作はCulver Studios、配給元がAppleの「世にも不思議なアメージング・ストーリー」が公開されるのかも知れません。
まとめ
リメイク権や製作施設のニュースはどちらも関係者からの話という事で正式発表ではありませんが、Appleが映像制作分野に参入するというのはなかなか面白い情報です。
もしAppleが「世にも不思議なアメージング・ストーリー」のリメイクを成功させたら、他のストーリーやオリジナル作品の制作も始めるかも知れませんね。