新品のiPhoneが値上がりし、手ごろな価格から注目が集まってるのが中古iPhoneです。中古であれば新品よりも安くiPhoneを手に入れることができますが、中古ならではの購入時の注意点もありますので、中古のiPhoneを購入するときのメリット、8つの注意点と5つの購入方法をお伝えします。
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iPhoneを中古で購入するメリット
iPhoneユーザーのうちおよそ2割~3割の人は中古iPhoneを利用しているといわれています。
中古iPhoneが人気なのは、以下のようなメリットがあるからです。
購入費用が圧倒的にお得
最新モデルのiPhoneを新品で購入した場合、トータルで支払う金額が10万円以上になるというのは珍しいことではありません。
1世代前のモデルであっても、新品であれば定価で購入する必要があります。
一方、中古のiPhoneになると、数年前のモデルなど、機種によっては定価の5割から7割程度で入手可能です。
iPhoneの入手コストを徹底的に抑えたいという人には、中古iPhoneを購入するメリットがあります。
高性能機種が多い
iPhoneは毎年新機能が追加され、新シリーズが発表されています。
現在は、発売からわずか1年程度しか経過していないiPhone13などのモデルも、中古品として流通している状態です。
発売から数年程度の機種は、高性能でiOSのアップデートが適用されても動作が著しく低下するということはほとんどありません。
ハイスペックなモデルをお得な価格で入手できるコストパフォーマンスの良さは、中古iPhoneの大きなメリットといえます。
バリエーションが豊富
現在、Appleは、iPhone14シリーズの4モデルを中心に、iPhone13、iPhone13 mini、iPhone12、iPhone SE3の8モデルを販売。
それに比べ、中古iPhoneでは、iPhone13 ProやiPhone12 Proモデル、かつて販売されていたiPhone6SやiPhone Xシリーズなど多くのモデルが流通しており、カラーオプションや端末のメモリ容量など、豊富なバリエーションの中で選ぶことができるメリットがあります。
中古iPhone購入時の8つの注意点
中古のiPhoneを購入する際の注意点をまとめて紹介します。
最悪の場合、端末が届いても全く利用できない場合もあるので、購入前にしっかりと確認するようにしましょう!
赤ロムは購入しないように注意する
まず最初に確認したいのはこちら。キャリアで契約されている端末であれば、本体代金を分割払いにしている方も多いはず。
しかし、分割払いがまだ残っていたりすると、キャリアによって「ネットワーク利用制限」がかけられてしまいます(赤ロムと呼ばれる状態)。
赤ロムとは、端末の料金支払いが完了していない場合や盗難被害に遭ったなどの理由から、キャリアより利用制限が課せられている端末のことです。
この状態になると、インターネットが使えないだけではなく、通話などのiPhoneの機能そのものが停止されてしまいます。
欲しい端末が端末代金が支払い済みの「白ロム」であるかどうかは、契約されているキャリアのページから確認可能。
・ドコモ(ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト)
・au(ネットワーク利用制限携帯電話機照会 – My au)
・ソフトバンク(ネットワーク利用制限)
対応するページを開き、IMEI(製造番号)を入力すればその端末が「白ロム」か「赤ロム」なのかを確認する事が出来ますよ。
「〇:利用できます」の状態以外のものは突然利用出来なくなる可能性があるので、買わないようにしましょう。
iPhoneのIMEIは、「設定」→「一般」→「情報」から確認する事が可能です。
中古品を買う前にはまず「白ロム」の端末かどうかを確認し、「赤ロム」の端末は購入しないように注意しましょう。
購入する中古iPhoneのキャリアとSIMロックに注意
中古iPhoneは、キャリアによってSIMロックが施されているので、異なるキャリアのSIMを挿しても利用することができません。
中古iPhoneの購入を考えている人は、自分が現在利用しているキャリアと一致するか必ず確認しましょう。
格安SIMを利用したい場合でも、端末が契約しているキャリアが重要ですよ。
格安SIMはあくまで大手通信事業者の回線を借りているだけなので、それぞれどの大手キャリアの回線を利用しているのか注意が必要です。
利用したい格安SIMが何系(ドコモ系、au系、ソフトバンク系)なのかを確認し、購入しようとしている端末と利用したいキャリアが一致しているかを確かめましょう。
もしキャリアが一致していない場合には、「SIMロック」という機能によって、通信が利用出来なくなってしまいます。
一方で、購入しようとしている中古iPhoneがSIMフリーモデルであったり、キャリアで契約されている場合でもSIMロックが解除された状態であるならどれでも大丈夫ですよ。
アクティベーションロックが解除されているか注意
キャリアによる利用制限の他に、iPhone本体の機能として「アクティベーションロック」というものが存在しています。
この機能は盗難品が再利用されるのを防ぐための機能なのですが、これが解除されていないと購入しても中古iPhoneが全く利用出来なくなってしまいます。
これを解除するためには、元々利用していた人のApple IDが必要となるので、ネットオークションなどで中古iPhoneを購入する場合には注意が必要ですよ。
ロックの解除の方法は簡単で、iCloudの設定から「iPhoneを探す」をオフにするだけ。中古iPhoneの販売者に事前に確認しておくようにしましょう。
因みに、アクティベーションロックがかかった状態で中古iPhoneを初期化しても、アクティベーションロックを解除しないと利用できないので注意が必要ですよ!
中古iPhoneの状態に問題は無いか注意
中古iPhoneであったら、多少のキズやへこみは仕方ありません。しかし、それがあまりにも酷い場合など気になることもあるので、購入するときは注意しましょう。
中古iPhoneを購入するときに事前に確認したほうがよい注意点は、以下の通りです。
電源が入るか確認
個人売買に出品されている中古iPhoneの中には、電源そのものが入らない故障端末が流通していることがあります。
相場価格より大幅に安い値段で中古iPhoneが出品されている場合には注意が必要です。
実店舗とは異なり、写真では電源が入るかどうか確認できないので注意しましょう。
キズやへこみ
フリマやオークションサイトで中古iPhoneをを購入して手元に届いたら、写真を見てイメージしていたよりも端末にキズが多かったり、写真では写っていなかった部分に凹みがあるということがあります。
写真だけでは中古iPhoneのキズやへこみをすべて確認できないので、注意が必要です。
リスクを完全に回避したいのであれば、交換保証のあるショップで購入することをおすすめします。
バッテリー
長期間使用されている中古iPhoneでは、内蔵されているバッテリーが大幅に劣化していることがあります。
中古iPhoneを購入するときには、バッテリーの状態を確認し、バッテリーの最大容量を確認してから購入するように注意しましょう。
Appleによると、バッテリーの最大容量が80%を切ったら交換の目安とのことなので、最大容量が80%以上のものを購入するようにしましょう。
水没したことがないか
中古iPhoneのフリマやオークションサイトでの個人売買では、水没したことを隠して出品されることがあり、注意が必要です。
iPhoneが水没したことがあるかどうかは、SIMカード挿入口の内部が赤く変色しているかどうかで確認できます。
個人売買で中古iPhoneの購入を検討している場合には、商品ページでSIMカード挿入口の内部の写真があるかどうかを必ずチェックしましょう。
中古iPhoneの付属品の有無に注意
すぐにiPhoneを利用開始したい場合には充電器が必要ですし、買った中古iPhoneをまた売る場合には箱があった方が高く売れることも。
付属品無しで安く販売されている中古iPhoneもあるので、自分の使用スタイルと照らし合わせて、必要な付属品が入っているかも確認しておきましょう。
最新のiOSのサポートがあるか確認する
中古iPhoneの中には、最新のiOSのサポートがない端末もあり注意が必要です。
最新のiOSのサポートがない中古iPhoneでは、ソフトウェアのアップデートが期待できないため、最新のiPhoneの機能が使えなかったり、セキュリティの面で問題が発生する可能性があります。
現在の最新のiOSはiOS17で、サポートを受けることができるモデルは、Appleによると以下の通りです。
- iPhone15シリーズ
- iPhone14シリーズ
- iPhone13シリーズ
- iPhone12シリーズ
- iPhone11シリーズ
- iPhoneXシリーズのXS、XS Max、XR
- iPhone SE(第2世代以降)
短期間とりあえず電話やメールができればよいというときは、最新のiOSのサポートがない古い中古iPhoneでも使用できますが、数年程度使いたいときなどには、最新のiOSのサポートがある中古iPhoneを選ぶとよいでしょう。
中古iPhoneが修理可能な機種かどうか確認する
iPhoneを使用していると、ディスプレイのひび割れの修理やバッテリー交換が必要なことも。
そんなとき、iPhoneが修理できないと困りますよね。
Appleが7年以上前に製品の販売を停止した場合、製品は廃止されたと見なされるので、中古iPhoneの中には修理ができないものもあります。
また、Appleが最後に販売してから5年以上経過しているiPhoneは、ビンテージとよばれ、今後2年以内に廃止され、修理ができなくなります。
現在ビンテージのiPhoneは、以下の通りです。
- iPhone4 (8GB)
- iPhone 5
- iPhone5C
- iPhone5S
- iphone 6
- iPhone 6 Plus
- iPhone6s (32GB)
- iPhone 6s Plus (32GB)
短期間とりあえず電話やメールができればよいというときは、ビンテージモデルの中古iPhoneでもいいですが、購入後数年間は使う予定があるのであれば、修理ができない廃止された機種や、ビンテージモデルは購入しないように注意しましょう。
購入後に保証があるか確認する
新品のiPhoneには基本的に保証が付帯しています。
NTTドコモなどのキャリアで購入した場合にはキャリア保証があり、Apple Storeで購入した場合は1年のメーカー保証が自動的に付与されます。
一方、中古iPhoneを購入する場合には、基本的にキャリアやメーカーの保証がありません。
中古iPhoneで確認する保証内容は、売主が提供する交換保証や返品保証。
フリマやオークションサイトの個人間売買では、返品保証がないことのほうが多いですよね。
リスクを完全に回避したいのであれば、交換保証や返品保証のあるショップで購入することをおすすめします。
中古iPhoneの5つの購入方法
中古iPhoneの5つの購入方法をまとめて紹介します。
オークションサイトやフリマアプリで購入する
中古iPhoneを、個人売買のフリマアプリやオークションサイトを利用して、購入することも可能です。
メリット
メルカリやヤフオクといった大手サイトは全国の利用者から出品があるため、出品数が多く、欲しい中古iPhoneが見つかることも。
オークションサイトとフリマアプリでは、出品されている中古iPhoneの詳しい情報が不足しているときは、直接出品者に問い合わせることができます。
オークションサイトやフリマアプリで中古のiPhoneを購入する場合、中古販売店で販売されているiPhoneより安い価格が設定されていることが多く、価格交渉して安く手に入れることも可能です。
注意点
オークションサイトとフリマアプリは、個人間の取引となるため、トラブルの発生率は高めなので注意が必要です。
・商品説明をよく確認する
個人間のやりとりになるため、iPhoneにキズがないかなど写真をチェックし、アクティベーションロックがかかっていたり、「赤ロム」の可能性もあるので、商品説明はよく確認しましょう。
・出品者の見極めが必要
中古iPhoneのIMEIを教えてもらい、白ロムであることを確認してから購入したところ、届いた後に、売主が端末の料金支払いを滞納したり、紛失・盗難補償請求したために、「赤ロム」になってしまい、使えなくなってしまったなんてことも、起こります。
出品者の過去の出品履歴の評価を見て、トラブルがなく中古iPhoneの売買が出来るか、出品者の見極めが必要になります。
・購入後の保証がないことが多い
中古iPhoneをオークションサイトとフリマアプリで購入するときは、基本的に返品・交換保証はありません。
リスクを避けるために、価格だけではなく購入後のことまで考えたうえで判断したほうが良いでしょう。
中古ショップの実店舗で購入する
街中に店舗を構えている中古ショップで、中古iPhoneを購入することも可能です。
メリット
・実際に触って確認できる
中古ショップの実店舗では、実際に自分の目で端末の状態を見て購入できるので安心です。
電気屋さんの一角に中古の携帯電話コーナーが設けられていたり、携帯電話専門の中古ショップもあります。
・即日利用可能
ネットで購入するのとは異なり、その場で入手できるため、即日利用することが可能です。
・ショップ店員に質問できる
中古iPhoneの分からないことを、ショップ店員さんに質問しながら購入の検討ができるのも良い点です。
注意点
・WEBで買うより高いことが多い
実店舗では店舗運営コストや人件費がかかる分だけ、価格がECサイトよりも高く設定されていることがあります。
・お店まで足を運ぶ必要がある
中古iPhoneを購入をするために、店舗に行くことが必要になります。いくつかの店舗と比較をするのも、実際に足を運ぶ必要があり、時間がかかります。
・WEBより在庫数が少ない
WEBで購入するときは、複数のショップの商品を比較しながら検討できますが、実店舗で購入の場合、在庫も各店舗にあるものだけになるので、WEBで購入するよりも検討できる中古iPhoneの機種が少なくなる可能性があります。
希望の中古iPhoneが見つからず、何軒もショップを渡り歩く可能性もあり、時間がかかるかもしれません。
ECサイトで購入する
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのような通販のECサイトで、中古iPhoneを購入することも可能です。
メリット
ECサイトでは、多くの商品が取り扱われており、様々な出品者からの中古iPhoneを価格、グレード、ストレージなどを比較検討でき、他のECサイトと比較することができます。
普段使っているECサイトだと、決済も簡単にでき、気楽に購入することができます。
注意点
・返品や交換できないこともある
大手のECサイトの出品者の中には、個人あるいは実態が個人経営のショップが出品していることがあり、保証がなかったり返品を受けつけていないことがあります。
例えば、Amazonでは、「商品詳細ページに返品や交換ができない旨の記載がある商品」の返品・交換ができないため、中古iPhoneを購入するときには、保証内容に注意が必要です。
・出品者の確認が必要
ECサイトを利用して中古Phoneを購入するときには、誰が出品しているのか出品者に注意し、購入後に返品保証や交換保証があるのか確認しましょう。
中古スマホ専門のネットショップで購入する
iPhoneの購入にかかる費用を抑えつつ、安心感のあるショップで買い物をしたいという人には、中古スマホ専門のネットショップで購入する方法があります。
メリット
・幅広い商品の中から選べる
中古スマホ専門のネットショップで購入するメリットは、専門店ならではの幅広い商品の中から、値段や商品状態などを確認しながら選択できることです。
・出かける必要がなく短時間で購入可能
出かける必要がないので、短時間でいくつかのネットショップを比較しながら、自分の欲しい中古iPhoneを探すことができます。
在庫の情報をリアルタイムで更新しているサイトも多く、どのモデルの中古iPhoneが販売中なのかをすぐにチェックすることが可能です。
・返品保証や交換保証があるので安心
ネットショップごとに独自の返品保証や交換保証があるので、中古iPhoneを安心して購入できます。
伊藤忠商事の100%グループ会社である株式会社Belongが運営。初期不良なら1年間の無料返品交換保証あり。
赤ロムの場合は無期限保証。30日未満での返品・交換保証あり。
注意点
一部のネットショップで購入し入金しても商品が届かない、詐欺業者だったという事例も発生しているので注意が必要です。
有名店の名前を装ったサイトや、価格が極端に安く前払いの場合など、実在しているショップなのか、よく確認してから購入し、トラブルを避けるようにしましょう。
iPhoneにこだわらないなら楽天モバイルだと端末が安い
子どもにスマホを始めて持たせる場合など、通信用のSIMと端末をセットで購入したいときは、楽天モバイルがおすすめです。
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端末を安く購入し、通信料金を抑えたいときにおすすめです。
まとめ
新品とは違った、中古ならではの購入時の注意点に気をつければ、中古iPhoneは大幅に安く購入することができお得です。
豊富なバリュエーションの中から、目的に合った端末選びの参考になれば幸いです。