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遂に人工知能がここまで来た…世界初「AIが作った楽曲」がiTunesでリリースされる

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Amper Music

ハローワールド、Hikaru Sanoです。

目覚ましい進化を続ける人工知能、囲碁ではプロを負かし、絵を描き、会話をし、果ては政府の批判などを行ったAIも存在していますね。

そんなAIはなんと今回、世界初となる「AIが作った楽曲」をiTunesなどでリリースしたのです。

さすがに少し手は加えた

シンガーソングライターであるTaryn Southernはこの度、『Break Free』と名付けられた楽曲をリリースしました。

日々多くの音楽がリリースされる中でこの曲が注目を集めた原因は、歌声を除いたほぼ全てが「AIが作った楽曲」であるという事。

AIが作曲を行う事自体は数年前から度々話題にはなっているのですが、その作曲は最終的に人間のアーティストによってかなり改変される事が前提で、元のイメージはほとんど残らないと言われています。

しかし今回リリースされた『Break Free』は、多少人間の手が加えられたもののほぼAIが作った楽曲と言える状態のもので、この曲に歌声を当てたTarynは「AIが作ったオリジナル」と「自分が手を加えたもの」の両方を公開

聴き比べると、オリジナル版でやたら長かった前奏がリリース版ではカットされ、各楽器の音量が微調整されている程度に留まっている事がわかります。

彼女は現在「I AM AI」という「全曲AIが作曲したアルバム」を製作中だそうで、リリースされれば正真正銘「世界初のAI作曲アルバム」として注目を集めるでしょう。

Tarynが作曲に採用したAIは『Amper Music』と呼ばれるオープンソースのAIで、主流な音楽AIのように曲全体をいきなり作成するのではなく、アーティストとAIが互いに影響し合いながら曲を構成する仕組みだそうです。

世の中の曲がAI製のもので溢れるなんて事は今の所なさそうですが、もしかしたらAIでの作曲が当たり前になる世界はすぐそこまで来ているのかも知れません。

まとめ

AIでの作曲については賛否が激しく分かれており、確かにAIが作った楽曲に声を乗せてアーティストが「作詞作曲は自分」とするのは違うような気もしますね。

これからはもしかしたら、作曲や編曲にAIの名前がクレジットされ各種音楽ランキングなどに並ぶ日が来るのかも知れません。

LINEMOLINEMO
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