こんにちは、yumiです。
かみあぷでは以前から何度か「LINEを装ったフィッシングメール」についてご紹介してきましたが、今回も同様に偽メールが出回っています。
今回のものはパッと見ただけでは「LINEから来た本物のメール」と勘違いしてしまうほど、過去最高の精巧さ。
本物と偽物を見分けるポイントとともにご紹介します!
パッと見は本物…LINEを装ったフィッシングメール
これまでかみあぷでご紹介してきた「LINEを装ったフィッシングメール」は、以下のようなものでした⇓
よく見ると、
- 日本語がおかしい
- URLが本来のLINEのものではない
など、ある程度ニセモノと分かりやすいですよね。
しかし今回登場したフィッシングメールがこちら⇓ まず差出人には「LINE」と書かれており、ここをタップすると
アドレスが「do_not_reply@linecorp.com」となっています。「linecorp.com」はLINEが実際に利用しているドメインですし、なんとも本物っぽい…。
さてメールに戻って、本文。
日本語に多少の違和感はありつつも、「絶対に日本語話者が書いたものじゃない!」とは言い切れない程度の文章ですよね。
そして本文下にあるURLですが、これをコピペして開いてみると…。
「404 Not Found」になるものの本物のLINEのサイトへと飛びましたΣ(゚Д゚)
しかしこれはURLの表示を偽装しているだけ。
コピーではなくURLを長押ししてみると…隠された「www.line〜〜.cn」というアドレスが出てきました。
これは完全にフィッシングサイト。アクセスするとLINEのIDやパスワード、クレジットカード情報などが盗まれる可能性があるので、絶対にアクセスしないようにしましょう。
さて、このようにかなり本物っぽいフィッシングメールでしたが、いくつか見分けるポイントがあります。まずは本文の日本語。流暢な日本語に見せかけていますが、やはりミスがあります。
- ご不便をおかけして→ご不便をもたらして
- 二段階→二级
そして先ほども言った通りURLを長押ししてみること。表示は本物のアドレスでも、長押しすると実際にアクセスするアドレスを見ることができます。
以前は差出人を見れば怪しいと分かりましたが、フィッシングメールはユーザーを騙すため段々と精巧になってきています。
パッと見は本物に見えても、本文の日本語におかしいところがないか注意深く読み、URLはまず長押ししてみるようにしましょう!